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スポーツ脳振盪(のうしんとう)外来を開設しました

スポーツ脳振盪(のうしんとう)外来を開設しました

脳振盪(のうしんとう、脳震盪)とは、頭をぶつけたり強い衝撃が加わったりしたあとに、脳の機能が障害された状態です。意識を失うこともありますが、それ以外にも頭痛、吐き気、めまい、ふらつき、ぼやけて見える、集中できない、など様々な身体的・精神的な不調をきたします。
どんなスポーツでも脳しんとうを起こすことはありますが、特に接触の多いスポーツでよくおこります。脳しんとうは何度も繰り返すことにより重篤な後遺症を残すこともありますので、脳しんとうと診断された後は、まず競技をお休みしてから少しずつ「段階的に」復帰することが推奨されています。しかし、その判断は難しく、慎重過ぎれば復帰までに長い時間がかかりますし、復帰が早すぎるとかえって症状が長引くこともあります。また学生では学校に復帰するタイミングにも迷うことがあります。
筑波大学附属病院では、つくばスポーツ医学・健康科学センターに、「スポーツ脳振盪外来」を開設しました。脳しんとうの診断だけでなく、競技復帰までのサポートのほか、脳振盪後に長期間続く様々な症状についても、医師(脳神経外科、整形外科、救急・集中治療部)・アスレティックトレーナー・リハビリスタッフ・臨床心理士などがチームで診療にあたります。

・スポーツによる脳しんとうの受傷直後
→当日または翌日の診察を行います。平日は予約センター(029-853-3570)、夜間休日は救急外来(029-853-3110)へお問い合わせください
・脳振盪後の競技復帰について悩んでいる方
・脳振盪後の症状がなかなかよくならない方
・ シーズン前のメディカルチェック
→予約センター(029-853-3570)よりスポーツ脳振盪(のうしんとう)外来(水曜午後)または脳神経外科外来(火曜午前、担当:室井)を予約してください