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部長からのご挨拶

筑波大学附属病院 総合臨床教育センター部長 前野 哲博

筑波大学附属病院
総合臨床教育センター部長
前野 哲博

昨今、地域医療の崩壊が大きな問題となっており、地域医療で活躍できる人材の養成は大学の大きなミッションになっています。特に茨城県は、人口10万人当たりの医師数は全国ワースト2であり、県内の医師偏在も顕著です。この現状を打破するため、筑波大学は行政や企業などと連携し、地域医療再生に取り組んでいます。

地域医療について学ぶためには、実際の現場で充実した教育体制の下で学ぶシステムが必要不可欠です。本学では、「最適のフィールドに大学の教育機能を展開する」ことをコンセプトとして、大学の教員を地域医療機関に派遣して教育を行う地域医療教育センター(中規模以上の病院、派遣教員5名以上)・ステーション(診療所および中小病院、派遣教員5名未満)制度を導入しています。ステーションは平成18年の茨城地域医療研修ステーション(大和クリニック、大森医院、利根町国保診療所、笠間市立病院)、センターは平成21年の水戸地域医療教育センター(水戸協同病院)の設置を皮切りに、平成22年には茨城県地域臨床教育センター(茨城県立中央病院)、神栖地域医療研修ステーション(神栖済生会病院)、平成23年にひたちなか社会連携教育研究センター(日立製作所ひたちなか総合病院)、平成24年に日立社会連携教育研究センター(日立製作所日立総合病院)、土浦市地域臨床教育ステーション(国立病院機構霞ヶ浦センター)、北茨城地域医療研修ステーション(北茨城市立総合病院)、茨城県小児地域医療教育ステーション(茨城県立こども病院)と順調に整備を進め、現在に至っています。

平成25年6月1日現在、4つのセンターと8つのステーションに53名の教員を配置しており、全体の連絡調整は附属病院総合臨床教育センターが担当し、教育センター設置医療機関と緊密な連携をとりながら、地域における卒前・卒後・生涯にわたる教育・研修の環境づくりや地域に根ざした医師の育成および診療支援など、地域医療の再生に向けた支援に取り組んでいます。これは大学発の地域医療教育の先進的モデルとして全国から注目を集めており、各方面から高い評価を得ています。われわれは、このモデルをさらに推進して「地域医療と医師キャリアパスの両立」を実現できる大学-地域循環型研修システムを構築し、もって地域医療に貢献したいと考えております。