平成24年度新人職員合同研修会では、チーム医療教育の導入として、『多職種コミュニケーション』を開催しました。 研修医を含む新人職員189名をはじめとした、211名の附属病院関係者が参加しました。
日時 | : | 平成24年4月2日(月)11:30~13:30 |
テーマ | : | 『多職種コミュニケーション』 |
場所 | : | 筑波大学医学専門学群棟臨床講堂A |
対象 | : | 筑波大学附属病院全新人職員 |
プログラム | : |
11:45~ 開会挨拶(白川洋子副病院長) 11:50~ 本研修の目的と研修内容説明 (チーム医療教育・稲葉めぐみコーディネーター) アイスブレイク(全参加者) 12:20~ 映画「ハッピー・フライト」とグループワークの説明 (PCME・前野貴美講師) 12:30~ 映画視聴とグループワーク・発表 (チーム医療教育推進室メンバー + 全参加者) 13:15~ まとめ(松村明副病院長) |
研修会の目的
これから同じ職場で働く仲間との職種をこえたコミュニケーション、人間関係の構築を目的としました。
研修会の内容
研修会は、24年度新採用の職員が正式に職員となった当日の4月2日に行われました。 研修前アンケートへの記入の後、筑波大学附属病院の白川洋子副病院長の挨拶で開会しました。 参加した新人職員は緊張した様子で、白川副病院長からのチーム医療についての話に聞き入っていました。
参加者数の職種ごと内訳は、研修医(医科+歯科):43名、看護師・助産師:98名、 その他の医療専門職:30名、事務系職員:18名の計189名でした。
アイスブレイク
筑波大学附属病院 チーム医療教育推進室・稲葉めぐみコーディネーターによる本研修の目的と研修内容説明の後、 全参加者が7~8名の多職種混成の小グループに分かれ、昼食を共にしながら、 エニアグラムを利用した自己紹介を行いました。ほとんどの参加者が初対面でしたが、 約20分間のアイスブレイクを終える頃には、多くのグループで打ち解けた様子が見受けられました。
映画視聴とグループワーク
続いて、筑波大学医学専門学群 医学教育企画評価室(Planning and Control for Medical Education:PCME) ・前野貴美講師により、映画「ハッピー・フライト」とグループワークの説明がありました。 今回の研修では、一機の飛行機が安全に飛び立ち着陸するまでの様子を描いた映画の一場面を視聴した後に、 チーム医療のあり方について、考えたこと、感想などをグループで話し合い、共有しました。
グループワークでは、総合臨床教育センターとチーム医療教育推進室のメンバーが中心となって、 ファシリテーター役を果たし、それぞれのグループで活発な話し合いが行われました。
成果発表
27グループを代表して、5つのグループから発表がありました。 限られた時間でしたが、飛行機の運航と病院の医療活動を重ね合わせて考え、 チームワークや信頼関係がどうすれば構築できるか、 そしてそれをどうやって患者さんのために活かすか、話し合えたグループが多かったようです。
最後の松村副病院長のまとめでは、問題を自分一人で抱え込まないこと、 それぞれが自らの役割を果たしつつチームとして患者さんの治療にあたることの大切さなど、 本研修で学んだことの重要性が話されました。研修後アンケートへの記入をすませ、 新人職員合同研修会を終えました。
これからの皆さんの活躍が楽しみな、24年度新人職員合同研修会となりました。