平成24年5月26日(土)・27日(日)に仕事の教え方研修を実施しました。
参加者の職種別内訳は、医師1名、看護師3名、臨床心理士2名、 理学療法士1名、つくばネクストパートナーズ所属職員1名となり、 計8名の多職種の方が参加しました。
研修会の目的
本研修の目的は、 仕事の全体像と大切な点を理解させつつその仕事を確実に行えるようにヒトを導く手順を習得することです。
研修会の内容
仕事の教え方”の手順
1)習う準備をさせる
2)作業を説明する
3)やらせてみる
4)教えたあとをみる
職場問題の原因は、仕事を知らない・出来ないことが大半です。 “仕事の教え方”研修では、“相手が覚えていないのは自分が教えてなかったのだ”をモットーに、 ヒトに仕事を教える確実な手順を体得する機会を参加者に提供します。
“仕事の教え方”手順は、 1)習う準備をさせる、 2)作業を説明する、 3)やらせてみる、 4)教えたあとをみる、 の4段階に分かれます。
研修では、先ず講師が【電気コード結び】作業をこの4段階に沿って参加者の一人に一対一で教えます。 “仕事の教え方”の2段階目では作業ステップと重要な点を説明しながら作業を実演し、 3段階目では生徒に作業ステップと重要な点を実演させつつ理解させます。
参加者は研修に参加する前に職場でヒトを教える具体的なシナリオを考えておくのですが、 研修の場でそれを別の参加者を相手に“仕事の教え方”の4段階法に沿って実演します。 実演の首尾を講師とその他の参加者が批評・改善することで、どの参加者も“教え方”の手順と 価値を体得する機会を得ることができるのです。
研修参加者の声
参加者からは、次のようなご意見をいただきました。
- 他部門の業務を知るうえでも自分の業務を見直すうえでも重要。
- 実践に役立てられる内容だったと思います。
- 明日からの仕事に活かせそうです。ありがとうございました。
- TWIの他の研修にも興味があります。こういった研修が院内研修としてすべての職種に、 入職後5年目ぐらいの人に機会があると良いと思います。
- 本格的に導入するのであれば、教育を担当する部署での導入検討及び 実施の検討をしていただきたいと思った。
- 年齢や経験年数に関わらず、教育を行う立ち位置のものは皆が受講しても良いと思います。 個人的には、認定看護師のみなさんは受講すると良いかも。
- 非常に興味があったので、すごく勉強になりました。 今まで、教える側としてこれまでに準備をしていた事はありませんでした。 逆に、事前レポートや課題を与える事ばかりでした。 「教え方」をスタッフに少しでも伝えられたらなぁ…と思いますが、 まずは、私が後輩に指導する所からはじめてみます。ありがとうございました。
後日、研修参加者から「研修の成果を早速業務に活かした」、という嬉しい報告がありました。医療現場にすぐに適用できる、実践的な研修となったようです。
年度内に、2回目の研修も予定していますので、研修に関心を持たれたみなさん、奮ってご参加ください!