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ホーム > 研修等のご案内> 『IBD(炎症性腸疾患)患者さん向けの料理教室』を開催しました。

研修等のご案内



管理栄養士が中心となった患者のQOL向上チームでは、チームIBDとの共催で、 「IBD患者さん向けの料理教室」を実施し、12名の患者さんとご家族が参加されました。




日時:平成25年3月9日(土)14:00~17:00
場所:筑波学園ガス ショールーム (つくば市 研究学園)
対象:IBD の患者さん ならびに そのご家族

料理教室の目的

 参加者に自分の体調にあった食事の選び方とその調理方法について学んでもらうことで、 栄養状態の改善や適切な栄養状態の維持を図ります。


料理教室の内容

IBD(炎症性腸疾患)とは?

 料理教室が対象としたIBD(Inflammatory Bowel Disease=炎症性腸疾患)は、 潰瘍性大腸炎とクローン病という、主に消化管に炎症を起こす原因不明の疾患の総称です。 若い方がなりやすく,病気が良くなったり悪くなったりを繰り返すため, 長期にわたる治療が必要と言われています。 IBD は薬だけでなく、食事療法も重要な治療法で、 寛解期と呼ばれる症状のない状態を長く維持することが目的となります。

 今回、料理教室を主催した筑波大学附属病院の「チームIBD」は、 IBD患者さんのサポートを目的に平成22年から活動しており、 患者さんやご家族にさまざまな情報や知識を提供しています。 多職種から構成されていることが特徴の1つで、 これまでも勉強会やお料理教室を開き,参加者から好評を得ています。

多職種スタッフで患者さんとご家族を支援!

 今回の料理教室では、「チームIBD」とチーム医療教育「管理栄養士が中心となった患者のQOL向上チーム」がタッグを組みました。 運営スタッフは、医師、看護師、管理栄養士、調理師、社会福祉士と 多面的なサポートが行えるメンバー構成です。

 附属病院・消化器内科の鈴木英雄先生のミニレクチャーで料理教室が開始されました。



和気藹々の調理実習

 当日の献立は、豆腐ハンバーグ、棒々鶏風、鮭のムニエル、マグロカツ、ミモザサラダ、 ゆで野菜カレー風味、エビ団子のスープ、ヨーグルトムースと、 栄養価と食味、彩りにも配慮されたものでした。

 管理栄養士と調理師によるデモンストレーションのあと、 グループごとに割り当てられた献立の調理実習にはいりました。 参加者によっては、初めての調理法もあったようですが、 みなさん真剣な中にも和気藹々とした雰囲気で実習が進みました。

 栄養士からの料理選択のアドバイスの後、3種類のパンと8種類の料理から自分が好きなものを選んで、 それぞれの体調にあった脂肪の量(7g~10g)を選択するようにしました。


参加者の皆さんからは、
「家に帰ってからの食事に役立ちました。」
「同じ病気の方と情報交換ができてよかった。」
などのご感想をいただきました。
治療にも役立つおいしい食事のご紹介で、
今回もとても好評な料理教室でした(^_^)v







 

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