What’s Facility Dog

ファシリティドッグとは

筑波大学附属病院では、小児医療のさらなる質の向上と、こどもたちが安心して治療に向き合える療養環境づくりを目指し、「ホスピタル・ファシリティドッグ®(以下ファシリティドッグ)の導入に向けた取り組みを進めています。国立大学では全国で初めての試みとなります。

私たちは、2027年4月の導入を目標に準備を進めており、ファシリティドッグとともに、こどもたちのこころに寄り添う医療の実現をめざしています。

※本事業は特定非営利活動法人シャイン・オン・キッズとの協働で実施しています。

ファシリティドッグの
役割と特徴

ファシリティドッグは、医療施設などで活動するために特別なトレーニングを受けた犬です。同じく専門的な研修を受けたハンドラー(医療スタッフ)と常にペアを組み、治療や検査、リハビリなどの場面でこどもたちに寄り添いながら活動します。

わたしたちが目指すこと

がんや重い病気と向き合い、長い入院生活を送るこどもたちにとって、治療は大きな不安や痛みを伴います。わたしたちは、そうしたこどもたちに少しでも笑顔と安心を届けたいと考えています。

ファシリティドッグは、そばに寄り添うことで、こどもたちの不安をやわらげ、治療に前向きに取り組む力を引き出します。言葉がなくても気持ちが通じ合う、こどもたちにとって心強い存在です。

この取り組みを通じて、こどもたちが笑顔で過ごせる時間が増え、未来に希望を持てるよう、病院職員一同、力を合わせて取り組んでまいります。

主な活動

ファシリティドッグの主な活動は、大きく分けて3つあります。「ふれあいや遊びによる支援」「検査や治療への介入」「緩和ケアでの寄り添い」です。

Point 01

ふれあいや遊びによる支援

ファシリティドッグとの関係ができ始めると“仲間”のように感じて、訪問を心待ちにしてくれます。なかには、入院生活をおくるなかで溜め込んだ気持ちを、話し始める子どもたちもいます。常勤のため、繰り返し介入することができ、こどもとの信頼関係を築きます。

Point 02

検査や治療への介入

負担が大きな検査に付き添ったり、薬が飲めない子どもたちや食事が進まない子どもたちの応援をしたりと、活動内容は多岐にわたります。看護師がハンドラーを務めるため、カルテの確認や、他職種との連携など、子どもの状況を的確に把握することができます。検査や治療前後の不安や緊張を和らげるための適した方法を考え、継続的に介入します。

Point 03

緩和ケアでの寄り添い

特にターミナル期(終末期)の緩和ケアの役割は大きく、子どもたちとご家族の希望に沿って、可能な限り介入しています。

ハンドラーの役割

ファシリティドッグは、看護師などの臨床経験を持つハンドラーとペアで活動します。ハンドラーは、カルテを確認してこどもたちの状況を把握し、医師や看護師など、医療スタッフと連携して介入計画を立てます。

さらに、平日5日間、毎日滞在するため、一度だけの関わりでなく、こどもたちの状態や治療計画に合わせた、継続的、長期的な介入が可能になり、こどもたちとの信頼関係を築くことができます。

また、小さな動きでも事故を誘発しかねない、医療機器に囲まれた空間でも安全に活動するためには、医療従事者としての知識と経験が欠かせません。ファシリティドッグ導入においては、ハンドラーの存在も必要不可欠です。

ファシリティドッグならではの特徴

Point 01

高いスキルの専門職による介入

専門的な研修を受けた、臨床経験5年以上の医療従事者のハンドラーと活動。

Point 02

病院との協働による対応実績

専門的な研修を受けた、臨床経験5年以上の医療従事者のハンドラーと活動。

Point 03

過去15年事故やトラブルなし

専門的な研修を受けた、臨床経験5年以上の医療従事者のハンドラーと活動。

スタッフの一員として常勤で病院にいるからこそ、子どもたちの“仲間“になれる

ファシリティドッグの特徴

形態
常勤
ハンドラー
専門職(医療者)
育成者
使役犬専門のドッグトレーナー
生まれ
気質面、健康面をスクリーニング
育ち
専門的なトレーニング

活動の様子

都立小児総合医療センターで活躍するアイビー

2025都立小児総合医療センターめざまし8動画

2023 難病の子を支えるワンコ。東京の病院で初めて導入されたファシリティ・ドッグの1年間