医療アントレプレナー育成プログラム Research Studio 2020 powered by SPARK

リサーチスタジオ(アントレプレナー教育)2020 Q&A

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選抜チームプログラムの申請に関して

[Q1] 「医療シーズ」とは具体的にどの状態のものを示すのでしょうか。
[A1] 本プログラムでは知財の観点から原則特許出願中、出願済みのシーズを対象とします。 ただし、特許出願前であっても、Target Product Profile(標的製品プロファイル、以下TPP)を作成できる程度まで具体化されたシーズであれば応募いただけます。

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[Q2] 医療シーズを有しており、起業も含めた形で今後開発していきたいと考えていますが、現時点では特許申請は行っていません。秘密保持はどうなっていますか。
[A2] 本プログラムでは、non-confidentialな情報を元として議論を行います。しかし、議論の中で新しいアイデア等が出る可能性もありますので、プログラム参加時に、メンターを含めた参加者全員から秘密保持に関する誓約書へ署名をいただきます。 また、未公開データの開示が必要な場合は事務局が対応します。
一方で、起業を検討している場合に特許出願の有無や、その戦略は事業戦略の重要な課題です。その際には、開発戦略の中で、知財戦略のプランを含めた議論をT-CReDO内のコンテンツである知財相談会などに参加していただきます。また、ピッチ発表の際のメンター側の利益相反(COI)については事務局を通じて対象者開示します。

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[Q3] 各対象参加者に関しての具体例とチーム構成の考え方を教えてください。
[A3] 募集要項に示すように、以下のような方の参加を想定しています。
① シーズを有する研究者:チームのメンバーとともに複数で参加することも、また、研究者単独で参加することも可能です。
② ビジネス経験者
③ 医療従事者または臨床開発経験者
選抜チームプログラムでは、全体でおよそ4~5 つのシーズを選抜し、各シーズに対してチームを構成して開発戦略・ビジネス戦略を立案していくことになります。
チームビルディングについては、各チームの構成が①研究者、②マネジメント経験者、 ③医療従事者・臨床開発経験者等からなることが理想です。申込時にすでにこれらを満たしている場合は、そのままのメンバーでチームを構成します。 もし、満たしていない場合は、事務局側でこれらを基本に、シーズの内容や位置付けに応じたチームを編成することがある旨ご留意ください。
②または③のシーズを持たない起業希望者については、研究代表者を支援することで各自の役割を果たし、経験を積んでいただきます。②のビジネス経験者は、大学の産学連携担当者もしくは大学発ベンチャー支援に実績のある VC 等の意見を参考にして選考の上、チームに参加していただきます。③の医療または臨床開発の経験を有するアカデミアや医療従事者も、各自の経験・知識に基づいた貢献が期待されます。②または③の方は、 そのチームの将来の起業に必要なメンバー候補となりますが、起業メンバーの選定等は、あくまでチーム内での話し合いに基づきます。

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プログラム内容に関して

[Q4] Boot Camp は具体的にどのような内容ですか。
[A4] 2日間の講義とグループワークを通して、医薬品、医療機器の暫定的な標的製品プロファイルを作成することを目的としています。2日間で効果が得られる内容となっていますが、1日しか参加できない場合はご相談ください。なお、内容は一部変更となる場合がありますので、随時 HP でご確認下さい。

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[Q5] 選抜チームプログラムのメンタリング・グループワークの予定を教えてください。
[A5] 9 月 2 日~9 月 22 日は TPP 作成のグループワーク、10月7日~10月28日は特別レクチャー、11 月 11 日~12 月 4 日は作成したTPPに基づいたビジネスモデルを中心にグループワークを行います。9 月30日には中間ピッチ発表を、12 月 9 日には最終ピッチ発表を予定しております。 なおピッチ発表言語は英語です。詳細については過去の開催報告等をご参照ください(*本年度プログラムはCOVID-19問題対策上、TV会議システムでの運用、過去のResearch Studio講義動画を利用した事前学習システム等を検討中です)。

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[Q6] メンタリング・グループワークの概要を教えてください。
[A6] 前半は、選抜チームプログラム開始時に各チームで作成した暫定版の TPP を基に、メンタリング・グループワークを通してブラッシュアップし、開発目標とロードマップを明確にします。特別レクチャーでは、規制や保険償還などの講義を受講します。 後半は、TPP を基に具体的なビジネスモデルと Venture Capital(以下、VC) 向け pitch deck を構築していきます。各回では、各構成要素に応じた専門のメンターから hands-on で助言を受けながら進めていきます。

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[Q7] グループワークは具体的にどのように進めていくのでしょうか。
[A7] 各回事前にテーマごとの課題に取り組んでいただきます。当日はテーマごとに各メンターからショートレクチャーを受けていただき、その後チームごとにピッチを基にメンタリングを受けます。 その後のグループワークでは、その日のメンタリングを踏まえたプラン変更や全体の整合性をとる作業について取り組んでいただきます。よって、当日のグループワークは、役割分担の決定、方針に関するディスカッションを行うことも想定しています。 追加の情報収集も必要となる場合もありますので、 時間外にメールや電話でチーム内での連携を適宜とっていただく場合もございます、適宜チーム内での「Slack」などの利用もご検討ください。

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[Q8] プログラムの到達目標はどのように設定されているのでしょうか。
[A8] プログラム終了時に上市までの開発計画と、それに基づくビジネスモデルを策定すること、および資金調達にむけた事業計画を策定することが目標です。プログラム終了後の起業と資金調達が可能な体制を構築することを目指します。
・戦略がより明確となることで、単に起業時の資金獲得に有利に働くだけでなく、技術移転やパートナリングによる共同研究の推進にもつながると期待されます。
・議論の結果として起業が出口戦略とならない場合もありますが、本プログラム参加から得られた知識・経験は、公的研究費や公的資金の獲得へもつながると期待されます。
・過去のプログラム終了チームへは、メンターのネットワークを通じて VC への紹介も行っております。

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[Q9] 本プログラムに参加するメンターについて教えてください。
[A9] 本プログラムに参加いただくメンターは、Stanford 大学を始め海外からの橋渡し研究の専門家やシリアルアントレプレナーだけでなく、国内からも医薬品や医療機器等の研究開発の専門家、事業計画の専門家、VC まで多岐に渡っています。 また、各診療領域の専門家のサポートも得られます。詳細はメンターリストをご確認ください。

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その他

[Q10] 全期間の受講は必須でしょうか。
[A10] 基本的に全日程参加を前提としますが、やむを得ない場合はチームとして全日程の内容をカバーすることも考慮して下さい。ただし、中間・最終ピッチ発表への参加は原則必須とします。

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[Q11] メンタリング・グループワークはつくば会場以外で受講可能でしょうか。
[A11] 慶應義塾大学でも受講可能です。また、やむを得ない場合はオンラインでの参加も可能です。
実際、メンターの一部も、副会場にて参加することになる場合があります。

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[Q12] 「SPARK」、「UCSD IGE」とは何でしょうか。
[A12] SPARKは2006 年にスタンフォード大学で開始された、研究者を対象としたトランスレーショナルリサーチ*の実践的なトレーニングプログラムです。 UCSD IGE は、カルフォルニア大学サンディエゴ校内の、研究者と産業界を結び付けて開発を促進するアントレプレナーの育成機関です。

*医療につながる基礎研究成果を臨床において実用化するための橋渡し研究。 詳細については以下をご参考ください。
【書籍】 「アカデミア創薬の実践ガイド –スタンフォード大学 SPARK によるトランスレーショナルリサーチ-」 東京大学出版会 等の文献
「A Practical Guide to Drug Development in Academia The SPARK Approach」Springer Briefs in Pharmaceutical Science & Drug Development

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[Q13] 大阪大学のカリキュラムとの関係性を教えてください。
[A13] 筑波大学T-CReDOで開発されたResearch Studioは、より広く参加を募るために、大阪大学でも開催しております。大阪大学でのResearch Studioプログラムは、筑波大学のプログラムを元に編成しており、 一部コンテンツを共有していますが、メンター、日程等が異なっています。大阪大学プログラムの主催は、大阪大学です。詳細は、大阪大学HPを参照ください。

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