みなさんケイちゃんの部屋へようこそ!
この部屋では、私が医療チームのみなさんをお招きして、チーム医療についてお話しをうかがったり一緒におしゃべりしたりします。
記念すべき最初のゲストは、ジャ~ン♪長らくお待たせしました!4月に行われた新人職員合同研修会に参加の、新人職員のみなさんです♪
ゲストのみなさんとおしゃべりする前に、この研修についてちょっとお教えしますね。筑波大学附属病院では、毎年200名前後の新人職員を迎えているんですって(@_@)。これまでも年度の初めにみなさんを集めてオリエンテーションをしていたそうですが、参加型プログラムが無くて、せっかく集まった同期のみなさんが、同じ場に居ながら直接言葉を交わすこともなく、それぞれの職場にわかれていたそうです。
病院の職員って職種が違うと勤務シフトが違うから、仕事が始まると同期全員が集合するなんてほぼ不可能。。。それなのに、話もしないでわかれていたなんて、もったいなさすぎ~(>_<) というわけで、平成24年度オリエンテーションでは、新人職員合同研修会、その名も『多職種コミュニケーション』を始めたの。
この研修には、研修医を含む新人職員のみなさん189名を始めとして、211名の附属病院関係者が参加しました。壮観な眺めでした!
私の聞き込みによれば、参加者は、看護師・助産師のみなさんが、全体の約半分、研修医が約1/4、その他の医療専門職と事務系職員で約1/4という内訳だったわ。
緊張ほぐれグループワークへ
多職種混成の7~8名が1つのグループになって研修がスタート!
私もだけど、研修会に参加したみなさんは、初対面の人同士。最初はとても緊張した様子でした。でも、お昼に出たサンドイッチが、(病院で用意してくれたものにしては思いのほか)おいしかったせいか、アイスブレイクを終える頃には、なごやかに話し合えるようになっていました(^_^)
余談ですが、下の写真ではサンドイッチをパクついている松村副病院長は、アイスブレイクでやったエニアグラム(性格タイプ)で、「サザエさんのマスオさんタイプ」との判定だったそうです(ちょっと意外!?)。
実はどっちもチーム力が大切!-「ヒコーキ」の運航と医療現場
いよいよグループワーク開始です。PCME(医学教育企画評価室)の前野貴美先生が選んでくれた、映画「ハッピー✈フライト」は、思わず見入っちゃう面白さ。男子は(松村先生も)、「(新米キャビンアテンダント役の)綾瀬はるかが可愛い」と言っていたけど、私はチーフパーサー役の寺島しのぶさんが、ちょっと厳しいうちのお母さんに似ていて好き♥
映画の1シーンを視た後、グループで映画について話し合いました。ファシリテーター役の先輩達に助けられ、どのグループも映画を題材に有意義な話し合いの時間が持てたみたい。良かった、良かった~♪ ファシリテーター役以外の先輩達も、後ろの席で優しく見守ってくれていました。こんな先輩がたくさんいる病院なら、安心して仕事が始められそう!
見よ!5人の雄姿を
27グループを代表して、5つのグループから成果発表があり、それぞれに個性的な発表に会場がわきました!(^^)! 私も発表しようかと思ったんだけど、200人以上の人を前にしての発表と思うと、手(羽?)があげられませんでした(>_<)。きっと発表してくれたみなさんも緊張しましたよね。お疲れさまでした。
参加者それぞれに、これから医療の仕事をしていく上で大切なことについて考え、色々なことに気付いたようです。
本日のゲスト、189名の新人職員のみなさんにお話を聞きました~♥
案外多かったのね、他の職種の人と話し合った経験がない人って(*_*)
これまでに「他の職種の方と話し合う機会があまりなかった」という人が4割を超えていました。近くの人をつかまえてすぐおしゃべり始めちゃう私にはちょっと意外~! だから、この研修で「色々な職種の人がいて1つのチームを作っているのだと改めて感じた」人達もいたそうです。
研修後には、「コミュニケーション」や「情報共有」、「チームワーク」、もっと具体的に、「あいさつ」の大切さに気付いたという人も多かったの。何より、この研修で100%の参加者が「職種の異なるメンバー同士で交流ができた」って答えてくれたのは、すごいわね★ついさっきまで知らない人同士だったのに、職種も年令も超えてわずかな時間でこんなに仲良しになっちゃうんだもの。研修の効果は、みなさんの表情にもよく表れていますねv(^_^)v
多職種で話し合ったことで、「視野が広がる」、「新たな発見がある」、「多角的に考えられる」等々、新たな発見や嬉しい驚きもあったそうです。あの短い時間で、ほぼ全員が「職種を超えた話し合いや共同作業について意義を感じた」っていうのはさすがね! 一歩進んで、「医療チームがどうあるべきか」考えたり、「お互いの仕事内容を理解し、信頼することが必要」だと感じたり、チーム医療によって「患者さんの選択肢も広がり、より良い医療が提供できる」って患者さんの目線で考えてた人もいて、なるほど医療の現場で働く人達だな~って思いました。意識がたっか~い!
内容的には有意義と感じられた一方で、話が盛り上がっていただけに、「時間が短すぎた」という意見も出ました。研修会の運営に関しては、階段教室ではなく「全員と顔を合わせて話せると良かった」、という意見をもらいました。狭い席で後ろの人と話し合うのは、確かに大変でしたよね。コーディネーターになり代わってお詫びします、ごめんなさい。
『多職種コミュニケーション』研修については、「自分のスキルアップにもつながっていくと思うので、多職種コミュニケーションの機会があったらできる限り参加していきたい」とか、「1回で終わらず、年に2,3回こういうワーキングがあるともっと相手のことを知っていけるし、知ってもらえるなと思った」、「これからもやってほしい」という力強い支持がありました。研修大成功ね(^_-)v 参加者の一人からは、「200名近い同期の数に多少の驚きと、心強さを感じました。」という感想が返ってきました。私も同感です!
これからの活躍がすっごく楽しみな、平成24年度の新人職員のみなさんでした。
詳しい研修の報告とアンケートの集計結果は、『研修等のご案内』の『新人合同研修会報告』(以下URL)で見てくださいね。
http://www.hosp.tsukuba.ac.jp/team_iryo/workshop/index.html#02