センターについて

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ごあいさつ

筑波大学附属病院 茨城県地域臨床教育センターは、地域医療再生計画の一環として、茨城県北・県央の地域医療体制の整備を最終目標とし、茨城県立中央病院内に2011年10月1日に開設され今年で14年目となります。

2024年度は4月1日付でセンターに脳神経外科 准教授 鶴淵 隆夫先生、小児科 講師 藤山 聡先生が赴任され、10名での新年度のスタートとなりました。

昨年コロナ感染症が終息傾向に向かう中で、昨年暮れからのインフルエンザの蔓延で病棟のベッドコントールが厳しい状況となり、改めて感染症に対する診療の整備についての必要性を感じるとともに、感染症に対しては、日頃から特に医療従事者では、各個人の対策の重要性を感じます。4月から始まった働き方改革は、当院では深刻な事態を招いているとは思いませんが、医療を受ける患者が不利益を被ることがないようしていきたいと思います。

医学教育においては、例年通り学生実習を受け入れ、充実した実習を受けられるように、また初期臨床研修医及び後期専門研修においても、充実した研修を受けられるように、センターとしても支援を行なっていきます。

今年1月の教授会で地域教育センター教員の称号が変更になることが示されました。今まで通りの選考基準において、医学医療系で採用される場合は特任教授・准教授、大学附属病院の選考基準で使用される場合は病院教授・准教授となります。原則的に病院教授・准教授の場合は、科研費申請など義務は無しということですが、授業、試験監督などについては、各診療科ごとの対応に委ねられるとのことです。このことがどのように影響してくるのか分かりませんが、当センターとしては、本年度も教員全員が科研費を申請することを目標とし(100%)、研究プロジェクト課題を検討することで、さらなる採択率の向上も目指していきたいと思います。

今後も県立中央病院の診療・教育と大学病院における高度治療、教育システムの融合により、県央・県北の医療の中核施設となること、若手医師に魅力のある病院となるよう活動していくこと、臨床研究を推進することで、アカデミックな部分のサポートを行える茨城県地域臨床教育センターを目指したいと考えています。本年もご指導、ご鞭撻をよろしくお願いします。

                                                      2025年4月