センターについて

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ごあいさつ

筑波大学附属病院 茨城県地域臨床教育センターは、地域医療再生計画の一環として、茨城県北・県央の地域医療体制の整備を最終目標として茨城県立中央病院内に2011年10月1日に開設され今年で10年目となります。昨年度、教員の移動があり2021年4月現在13名で構成されています。茨城県内の医師不足地域における自立可能な地域医療体制の整備、新たな医師循環システム構築による地域医療確保を目的として、筑波大学はそれらに関する研究を行い、本センターはそのための診療、研究、教育を行なう拠点として機能することが求められています。

診療面では県立中央病院とのチーム医療を推進しており、各専門診療科の強化、新設、主に大学病院で実施されるような高度かつ先進的医療の提供などにより、病院の診療体制、医療レベルの一層の向上に貢献しています。高度医療の導入、推進においては、内科専門領域、循環器センター、呼吸器科、婦人科、泌尿器科領域における新規治療・手術療法の導入と定着、強度変調放射線治療(IMRT)の開始、精神科疾患合併症例の診療・管理、歯科口腔外科診療の拡大など、救急医療、がん診療の充実に努めてまいりました。また新しい周術期管理や集中治療管理にも精力的に活動してきました。

昨年度はコロナ禍による影響で、通常診療の制限が行われた期間があったこと、また院内でのコロナ感染発生などによる新規入院の制限、救急患者の受け入れ停止などもあり特に外科系では手術数の減少を認めました。学生教育にも影響が及び、学生実習の中止、病院見学の中止などの期間があり、また対面での授業の代わりにオンラインによる授業も経験しました。通常年2回行われている当センター主催の講演会も対面での開催は難しかったため、初めての試みとしてオンラインでの講演会を行いました。コロナ感染症の対策を行いながらの診療・教育を行わなければならない1年となりましたが、今まであまり重視していなかったことに気付いたり、オンラインの導入による会議や授業など今までにない情報の交換の仕方を経験し、このことによりいろいろ学んだこともありました。まだまだコロナ禍の収束は見通せませんが、ワクチン接種が進みコロナ感染症が収束していくことを切に期待します。

今後も県立中央病院の診療教育と大学病院における高度治療、教育システムの融合により、県央・県北の医療の中核施設となること、若手医師に魅力のある病院となるよう活動していくことと、この1年間の経験を今後の診療・研究・教育に役立てていくことが必要と思います。

 

2021年4月