当ステーションの紹介

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当ステーションの紹介

部長・教授 福田 潔

筑波大学附属病院
取手地域臨床教育
ステーション
部長・教授
矢藤 繁

筑波大学附属病院取手地域臨床教育ステーション教員として、2019年4月より赴任しました。

取手市医師会の寄附講座として筑波大学に開設された県南地域医療教育学の教員として、地域医療の向上のために臨床診療・研究・教育を行っていきたいと考えています。

専門は糖尿病などの生活習慣病や、甲状腺・下垂体・副腎などの内分泌(内科)疾患ですが、医師会病院では一般内科医師として、外来・入院診療を行っています。内科専門医として質が高く安全な医療を提供すること、患者さんの考えや希望を踏まえた診療を行うことを心がけています。

教育面では、筑波大学のスチューデントドクターに初診外来診療に参加してもらい、強い自覚症状を主訴として受診する患者さんに対する診療を通して、プライマリケアについて学んでもらいたいと考えています。

地域人口に対する医師数が非常に少ない茨城県にあって取手市は比較的恵まれていますが、それでも全国平均より2割少なく、内科系診療所数も同様に2割少なくなっています。一方で、65歳以上の人の割合を示す高齢化率は全国平均の26.6%を上まわり31.4%になっています。

このような現状を踏まえると、健康長寿を地域住民の方が望まれるのであれば、病気が重症化(自覚症状が出現)する前に、健康診断・人間ドックなどで病気を早期発見し、病気(特に内科系の慢性疾患)が見つかったときは生活習慣を改善したり、きちんと薬を飲んだりして重症化させないようにすることが重要で、少ない医療資源(医師や医療機関など)を効率的に地域として利用する必要があると考えています。そのため、内科系慢性疾患の代表とも言える生活習慣病の診療では生活習慣の改善の必要性について啓蒙していきたいと考えています。