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役割06【臨床検査技師を中心とした、患者満足度の高い臨床検査推進チーム】

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このチーム(役割分担)について

<チームを形成(役割分担を実施)する目的>

近年の医療の高度化、専門化、多様化に対応するためには、臨床検査技師の技術・知識の向上が必要不可欠である。臨床検査技師が各種認定資格を取得し、高度な技術と知識を習得することで、今まで医師・看護師が行っていた検査業務の代行が可能になり、医師・看護師の業務削減が行える。また、患者が臨床検査を受ける際、きめ細やかな説明、高水準の検査を行うことが出来るようになり、患者満足度の高い医療を提供することができる。

<チーム(役割分担)によって得られる効果>

  1. 認定検査技師(超音波検査師・排尿機能検査師・POCTコーディネータ認定・二級臨床病理技術士資格・認定臨床微生物検査技師制度・血管診療技師認定試験)を育成することで、医師・看護師の業務削減を行う。
  2. 医師、看護師に代わり、臨床検査技師がベッドサイド検査を行うことで医師や看護師の業務削減につながる。
  3. 認定検査技師を中心として、臨床検査部に「検査相談室」を設置し、医師・看護師・他医療スタッフ・事務職からの臨床検査や、検体検査情報(検体の採取・保存方法など)に関する問い合わせに対応する。このことにより、患者への適切で質の高い検査が可能になるとともに、インシデント発生防止が期待できる。

<関係する職種とチーム(役割分担)における役割・仕事内容>

臨床検査技師:
検査相談室の運営を行う。検査情報を医療関係者、患者に提供する。臨床検査を実施する。
医師:
循環器科・感染症科・泌尿器科・血液内科・代謝内科・消化器科よりチーム員を選抜する。検査技師に対し、診断・治療における検査情報の提供及び検査に関する技術指導を行う。
看護師:
外来勤務者から選抜する。患者情報の提供を行う。
臨床医療管理部:
インシデント情報及びインシデント防止に関する教育指導を行う。

<チーム(役割分担)の運営に関する特記事項>

筑波大学附属病院検査部と附属病院と産学連携事業として運用している「つくば臨床検査教育研究センター」と共同で運営を行う。月1回会議を開催し、情報の共有化及び業務の進捗状況の確認を行う。また、問題点・改善点について整理する。

<評価指標(事業成果等の分析)>

  • 認定検査技師の増加数。・医師、看護師、患者に対する満足度調査を実施する。

 

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