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チーム12【こどもの食育支援チーム】

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このチーム(役割分担)について

<チームを形成(役割分担を実施)する目的>

長期入院生活を送るこどもの栄養管理に関わる医療者は、栄養的側面のみにとどまらず、成長発達を見据えた食育支援を行うことが要求される。長期入院生活で生じる食事環境の変化、化学療法による味覚・栄養状態の変化に対し、栄養状態の維持・改善を図り、成長発達期にある病児に対して、食育を考慮した病院食を提供することで、社会的側面での成長を促すことを目的とする。

<チーム(役割分担)によって得られる効果>

  • 関係職種が年齢・理解度に応じた食育の知識を得る事により、患児・家族の食事に対する認識を高め、闘病生活を前向きに取り組む契機とすることに貢献できる。
  • 関係職種が年齢・病状に応じた食事内容や栄養教育を学び合うことで、患児の成長発達課題を共有し、小児病棟における病院食改善に取り組むことができる。
  • 食事内容や栄養教育により栄養バランスを改善することで、計画通りの治療の実施ができ、疾病の治癒と早期の社会復帰を期待できる。
  • 食事の時間帯に合わせた短時間の栄養教育を取り入れることで、成長発達を考慮した食育支援を行うことが可能となる。

<関係する職種とチーム(役割分担)における役割・仕事内容>

管理栄養士:
発達段階、栄養状態に適した食事を提供し、多職種・患児に対して栄養教育を実施し、アンケートを用いて評価する。
調理師:
発達段階を考慮した安全でおいしい食事を準備し提供する。
保育士:
疾患や治療方法、副作用を学び、発達に応じた食事、おやつの楽しみが継続できる環境を提案する。
医師:
診断・治療の過程で、食事内容の変更、食育行事への参加を許可する。
看護師:
発達段階や食行動を学び、病状、治療、栄養状態に応じた食支援を行う。
臨床心理士:
発達段階、精神状態にあわせた食支援のあり方を多職種と学び合う。

<チーム(役割分担)の運営に関する特記事項>

現在、小児病棟で月に1回の「手作りおやつの日」を設けることで食育としての支援を行っているが、小児病棟での食育を考慮したバイキング食を実施し、家族とともに食事をする機会を提供する計画である。
栄養教育・セミナー実施(月1回)病院食の改善のため、関係者を交えた委員会(年2回)の開催

<評価指標(事業成果等の分析)>

食事摂取状況、成長・発達評価 入院患児および保護者の満足度調査

 

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