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ホーム > 研修等のご案内> 2012年 4月 2日 新人職員合同研修会 参加者アンケート集計結果をご報告します

新人職員合同研修会 参加者アンケート集計結果をご報告します

 アンケートには、189名の新人職員の参加者全員にご回答いただきました。新人職員ならびに研修の運営にご協力いただいた教職員のみなさまには、この場を借りて御礼申し上げます。ご協力ありがとうございました。

 

 

 

アンケートの内容について

 多職種連携に関する意識や経験を、研修前・後に回答していただくとともに、 本研修に対する感想・意見を自由に記載していただきました。質問項目は以下の4問です。

【研修前調査】

設問1.これまでに異なる職種(専門)の方と話し合った経験はありますか。
① 全くなかった  ② あまりなかった  ③ 少しあった  ④ 十分にあった
設問2.職種(専門)を超えた話し合いや共同作業について、意義を感じますか。
① 全く感じない  ② あまり感じない  ③ 少し感じる  ④ 十分に感じる

【研修後調査】

設問3.職種の異なるメンバー同士で交流できましたか。
① 全く交流できなかった ② あまり交流できなかった
③ 少しは交流できた    ④ 十分に交流できた
設問4.職種を超えた話し合いや共同作業について、意義を感じましたか。
① 全く感じなかった ② あまり感じなかった
③ 少し感じた     ④ 十分に感じた

回答の集計結果について

選択式の質問項目への回答結果は以下の通りでした。

【研修前調査】

設問1の「これまでに異なる職種間で話し合った経験」では、77人(40.7%)が「なかった」としていました。

 

また、職種別では、研修医でそうした経験が「なかった」人が半数以上(51.2%)で、最も高い割合でした。

 

 設問2では、155人(82.0%)が「職種を超えた話し合いや共同作業の意義」を「十分に感じる」としていました。

 

【研修後調査】

 設問3では、本設問へ回答した188人全員が、「職種が異なるメンバー同士で交流」が「できた」としていました。

 設問4の「職種を超えた話し合いや共同作業の意義」については、173人(91.5%)が「十分に感じた」とし、研修前調査より1割近く増えました。

 

自由記載意見より

 次に、自由記載の意見・感想をご紹介します。参加者の9割にあたる171名という多くの方から、 貴重なご意見をいただきました。その中から代表的な意見・感想をご紹介します。

 

 まず今回の研修全般については、肯定的に受け止められていました。 志を強くして医療現場に赴こう、という気概が感じられる感想も寄せられていました。

  • チーム医療と多職種間の連携について改めて考え直す良い機会となりました。 今回話し合ったことを忘れずに心に留めて、働いていこうと思います。
  • 入職した時に、このように、他職種の方と意見交換をすることはとても有意義でした。 同じ時期に入職した方々を知る機会になりました。 今後、勤務する中で、今日出会えた方々とは、すぐに、声をかけ合うことができそうです。
  • 短い時間でしたが、とても考えさせられる内容でした。 コミュニケーション、信頼関係、普段からの危機管理、冷静さなど、医療者として働いていく上で、 大切なことに改めて気付かされました。また、他職種と関わる機会をいただいて”つながり”を 意識していかなければいけないと感じました。

 一方で、研修会の運営に関しては、要望や今後の企画の参考になる建設的な意見が寄せられました。

  • 医療においても多職種間のコミュニケーションはとても大切だと思う。今後もこのような機会があればとても良いと思う。
  • 今日1回で終わらず、年に2,3回こういうワーキングがあるともっと相手のことを知っていけるし、知ってもらえるなと思った。意見としては、話し合い配置(座席が階段教室の上下の座席)だったので、次回改善できたらしてほしいと思います。
  • 大変有意義な研修だと思います。もっとプログラムの時間を長くとってほしかった。
  • それぞれの考えを他職種間で話し合うことは、とても楽しいことだと感じた。このような交流の場は今後も大切ではないかと考える。

また、多くの方の回答が、「職種」を基点としたものでした。

  • 多職種コミュニケーションで初めて知った職種があり、勉強になった。
  • 色々な職種の人がいて1つのチームを作っているのだと改めて感じた。
  • 多職種の方々とのコミュニケーションという点でも、危機管理に対するディスカッションという点でも有意義だと感じました。
  • 普段他職種の人との交流はあまり無いので、人脈が広がったようで良かった。
  • 他職種の方々と話し合いを仕事を始める前にすることで、今後の仕事においても良好なコミュニケーションを築けると思った。

職種や年齢、個々人によって物事を見る視点が異なることに気付いた方も多かったようです。

  • 学生の時こうして、多職種の方々と話す機会は少なく、卒後早期から、多職種と交われる時間があったことはとても良かったな、と思いました。また、グループメンバーも年齢層が異なり、すぐに自分で気づかなかったことばかりだったので、とても刺激になりました。
  • 多職種の方々、年令の違う方々の視点や考えを知る機会が与えられ有意義と思います。
  • 一緒に働いていく上での価値観や考え方の違い(人としても、職業的にも)を感じることができたのは面白かった。
  • 互いに違った考え方だからこそ、多角的な考えができ、上手く連携することが大事だと思いました。

 本研修が目的としていた多職種でのコミュニケーションは、新鮮な体験と受け止められたようです。

  • 一つの題に対してグループワークを行う事でもよりコミュニケーションが深められることを改めて感じた。
  • 自分自身が考えている以外に、いろいろな意見を聞くことができ新鮮でした。
  • さまざまな職種の方々と交流できて、職や年齢にかかわらず仲良くなれて良かったです。
  • これまで医師・歯科医師のレジデント間でのオリエンテーションしかなかったので、今回看護、技師の方々と交流を持てたことは新鮮で貴重な体験だったと思います。200名近い同期の数に多少の驚きと、心強さを感じました。

さらに、考えを一歩進めて、これからの職業生活や医療現場でこの研修の成果をどう活かすか考えた方達もありました。

  • 様々な職種との意見交換を通し、自分にはなかった考え方や見方を吸収することができた。チーム医療の一員として、これから自分に何ができるのかを常に考えながら働いていきたいと感じた。
  • 自分だけでなく他の意見を聞くことで視野が広がり、1つの事に対して様々な方法を導き出せる、そうすれば患者さんの選択肢が広がり、よりよい医療が提供できるのではないかと思います。
  • 医療の現場に携わる方々を事務の面から支えて、病院の発展のためにがんばろうと思った。医師やナースは人の命をあずかる現場で大変な思いをしていると思うので、事務的なことはなるべく簡潔に、でも正確に手続きできるよう工夫していきたい。
  • 患者さんの命を守るために多くの職種が自分の仕事をしっかりと果たすこと、そして職種間のつながりが大切なのだと思った。少人数ではあるが、他職種の人と仲良くなれて良かった。

最後に・・・

 新人職員のみなさんが、本研修の成果をこれからの病院業務に活かされることを願います。 医療現場で問題を抱えた時にも、最初に感じた思いや一緒に研修を受けた仲間達のことを、どうぞ思い出してください。

 みなさんが、附属病院で働く仲間とともに課題を一つ一つ解決し、 より良い医療の実現に貢献してくださることを期待しています。

 

 

 

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