筑波大学附属病院
University of Tsukuba Hospital
看護師特定医療行為研修に関するご案内

挨拶

Hiramatsu

筑波大学附属病院 病院長

平松 祐司

筑波大学附属病院は、2015年10月の看護師特定行為研修制度の発足に伴い、その重要性をいち早く認識し本研修講座を開講しました。本院の多くの専門医師や看護師が協力して魅力あるカリキュラムを作成し、現在20区分の特定行為研修と6つの領域別パッケージを開設しています。院内はもとより、院外や県外からも広く受講生を迎え入れ、すでに多くの修了生がその成果を医療現場に還元しています。本研修を修了して看護師特定行為を実施することは、看護師の皆さんのスキルの高度化やキャリアアップにつながるばかりではなく、本年度から本格化する医師の働き方改革、ひいては病院全体のゆとりある働き方に大きく貢献するものです。特定行為研修修了者の活躍の場は今後ますます広がっていくでしょう。ひとりでも多くの看護師の方が本研修を終了し、スキルとキャリアに磨きをかけ、医療人としての人生をさらに輝かせてくださるよう祈っております。

Maeno

筑波大学附属病院 副病院長

前野 哲博

最近、医療改革においてタスクシフティングという言葉がキーワードになっています。既存の枠組みにとらわれず、新たな職種間連携を生み出すことで、これからの日本の医療に必要な、患者さん・ご家族・医療従事者・行政すべてをまきこんだ真の「チーム医療」が実現するものと考えています。その意味において、地域やベッドサイドにおいて、今まで以上に看護師が主体となって医療行為を展開していくことを可能にする特定行為研修は、大きな意味を持つと考えています。
筑波大学附属病院では、茨城県で唯一の特定行為研修の指定研修機関として、今後の医療を支えていく看護師を養成する研修を行っています。働きながら高度な研修を受けることで、プラスアルファの確かな学びを実感していただけるカリキュラムですので、多くの方が、「教育の筑波」で専門的な知識や技術を習得し、医療の第一線で活躍していただくことを願っております。

Shinozaki

筑波大学附属病院 副病院長/看護部長

篠崎 まゆみ

超高齢社会において医療の対象者は複雑な疾病構造を持つ人々へと変わり、医療ニーズの変化とともに医療提供体制の変換が求められております。このようななか、特定行為は新たな看護提供体制のひとつとして注目されています。看護師が医師の思考プロセスを理解することで、看護師・医師の両視点から患者さんへのアプローチを可能とし、看護師がタイムリーに特定行為を展開することで、患者さんの合併症予防や早期回復に貢献することができます。
筑波大学附属病院は本県最大の特定行為研修の指定機関として、多くの専門医師による充実したe-learningや直接演習指導、シミレーションラボでの演習など充実したカリキュラムを用意しています。また、専任の看護師を配置し相談等手厚く支援しております。
多くの看護師の皆さんが筑波大学の特定行為研修を受講することにより、新たなキャリアを獲得し、新しい医療提供体制の、そして、チーム医療のキーパーソンとして、看護の質向上と看護師の地位向上に貢献して頂ければと願っています。

看護師特定行為とは?

団塊の世代が75歳を超えて後期高齢者となる2025年に向けて、更なる在宅医療等の推進やチーム医療の促進ならびに医師の負担軽減等を目的に、2015年10月より看護師特定行為研修制度がスタートしました。医師や歯科医師などと連携しながら、あらかじめ指定された手順書に従って特定行為を実施できる看護師を育成していきます。特定行為には38行為が指定されており、「共通科目(315時間)」「区分別科目(15~72時間)」の研修を修了することで、特定行為を実施することができるようになります。

詳細は厚生労働省ホームページをご参照ください。

 

筑波大学附属病院の研修はここがポイント!

point1

少人数できめ細やかかつ安全な指導

シミュレーターを用いて、安全に手技の習得ができるよう学内演習を繰り返し行います。また、少人数制のきめ細かい指導で研修生のスキルアップを実現します。

point2

実績を積んだ指導医師が多数在籍

筑波大学附属病院は医育病院として多くの医師を輩出している実績があり、経験豊富な指導医がわかりやすく適切な指導を行います。

point3

研修医や医学生と共に学ぶ研修環境

研修医や医学生と共に学ぶことで、医行為の実際を学習することができます。診察の方法や病気について、治療方法の詳細など医師の視点で臨床現場の経験を積むことができます。

point4

医学図書館や検索システムなど大学のリソースが利用可能

医学書や検索システムのラインアップが充実している医学図書館が利用可能で、医学についてさらに深く学習する環境が整っています。

特定行為に係る看護師を有する医療施設のメリット
  • 看護師が一部の医療行為を行うことで、医師の負担が軽減されます。
  • 医行為の研修を通じ、医師の視点で医療現場を観ることができるようになり、医師とのコミュニケーションがよりスムーズになります。
  • 315時間という共通科目の学習を通してより専門的で幅広い知識・技術を習得します。自施設に戻り指導者として活躍することで自施設の看護の質の向上に繋がります。
キャラ
キャラ
本研修について
筑波大学附属病院での看護師特定行為研修

看護師特定行為研修についてわかりやすく紹介しています

e-learning
e-learning

筑波大学附属病院看護師特定行為研修ではe-learningによる学習を積極的に導入

シラバス・募集要項
シラバス・募集要項

本院で受講可能な科目区分の説明および募集要項を閲覧できます

お知らせ

2024-05-01
令和6年度筑波大学附属病院特定行為研修 受講者募集要項(10月期生募集用)を公開しました。
2023-11-06
令和6年度筑波大学附属病院特定行為研修 受講者募集要項(4月期生募集用)を公開しました。
2023-05-02
令和5年度筑波大学附属病院特定行為研修 受講者募集要項(10月期生募集用)を公開しました。
2022-11-10
令和5年度筑波大学附属病院特定行為研修 受講者募集要項(4月期生募集用)を公開しました。
2022-05-12
令和4年度筑波大学附属病院特定行為研修 受講者募集要項(10月期生募集用)を公開しました。
2021-12-03
令和4年度筑波大学附属病院特定行為研修 受講者募集要項(4月期生募集用)を公開しました。
2021-05-20
令和3年度筑波大学附属病院特定行為研修 受講者募集要項(10月期生募集用)を公開しました。
2020-11-04
令和3年度筑波大学附属病院特定行為研修 受講者募集要項(4月期生募集用)を公開しました。
2020-06-03
令和2年度筑波大学附属病院特定行為研修 受講者募集要項(10月期生募集用)を公開しました。
2019-12-12
令和2年度筑波大学附属病院特定行為研修 受講者募集要項(4月期生募集用)を公開しました。
2019-05-08
2019年度筑波大学附属病院特定行為研修 受講者募集要項(10月期生募集用)を公開しました。
2018-10-12
平成31年度筑波大学附属病院特定行為研修 受講者募集要項(4月期生募集用)を公開しました。
2018-06-12
平成30年度筑波大学附属病院特定行為研修 受講者募集要項(10月期生募集用)を公開しました。
2017-12-04
平成30年度筑波大学附属病院特定行為研修 受講者募集要項(4月期生募集用)を公開しました。
2017-04-24
平成29年度筑波大学附属病院特定行為研修 受講者募集要項(10月期生募集用)を公開しました。
2016-12-01
平成29年度筑波大学附属病院特定行為研修 受講者募集要項(4月期生募集用)を公開しました。
2016-08-04
看護師特定行為の指定研修機関に指定されました。詳しくはこちら
2016-06-27
平成28年度筑波大学附属病院特定行為研修 受講者募集要項(10月期生募集用)を公開しました。
2016-05-25
筑波大学附属病院看護師特定行為に関するサイトを立ち上げました。