赤ちゃんのベッド
2025年3月17日

こんにちは!NICU病棟です。今回は、NICUに入院している赤ちゃんが使用しているベッド、開放式保育器と閉鎖式保育器を紹介したいと思います。

開放式保育器は在胎週数34週以降の赤ちゃんが出生後に使用します。ベッド上部にヒーターがついており、赤ちゃんの体温に合わせてベッド全体を温めることが出来ます。処置を行いやすいことも特徴です。

閉鎖式保育器はさらに週数の浅い、在胎34週未満の赤ちゃんが使用します。一般的に保育器というとこちらを想像する方が多いかもしれません。保育器の中は温度、湿度を細かく管理することができ、皮膚や体温調整機能が未熟な赤ちゃんを守ってくれます。保育器内の酸素濃度を調整することも可能です。普段は上からバスタオルをかけ、照明を遮ることでなるべく胎内環境に近づけています。

今回はモデル人形に入ってもらいました。なんだか狭そうに見えますが、実際にはもっと小柄な赤ちゃんが入るので、ゆとりがある大きさです。手前と奥にある処置窓から手を入れて処置を行うため、開放式保育器と比べてやや処置を行いづらいです。
今回は赤ちゃんのベッドを紹介しました!日々治療を頑張っている赤ちゃんの環境がイメージできましたか?ぜひ少しでもNICUに興味を持ってもらえたらうれしいです。
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