国際医療センターについて

センター部長ご挨拶

センター部長筑波大学附属病院では病院の国際化を推進する方針のもとに平成24年10月に国際連携推進室が新設されました。具体的には外国からの教員、研究者、臨床実習生の受け入れ、病院職員の海外派遣の支援、外国からの患者受け入れの推進、外国の病院との提携推進、その他の国際連携に関係する業務を行っています。さらに国際水準の病院サービスを保ち、患者さんが安心して安全な診療を受けられるように国際的医療機関認証機構であるJCI(Joint Commission International)の認証を受けるための支援を行っています。平成28年4月から名称が国際医療センターに変更され、より積極的に国際化の推進を図る所存です。

平成24年度の国際連携推進室開室以来海外からの臨床実習生および医学生56名、海外からの視察団体、提携病院からの招聘などを含めると合計429名を受け入れました。受け入れ数の増加に伴い平成27年度から医学生の受入れは基本的に筑波大学医学群医学教育企画評価室が窓口となる体制になりましたが、国立国際医療研究センターの実施している医療技術等国際展開推進事業に平成27年度、28年度と参画していることもあり医師、看護師等医療従事者の受入れはかなり増加しています。病院職員の海外派遣では附属病院の事業である「若手医師等海外派遣事業」と「茨城県グローバル人材育成プログラム」で合計29名の若手医師を欧米などの病院での研修に送り出しました。現在本病院と協力関係を築いているのは、ベトナム・ホーチミン市のチョーライ病院、カザフスタン共和国大統領府病院で、さらに医学群とはドイツのボン大学、フランスのボルドー大学、米国のカリフォルニア大学アーバイン校などとも協力委関係があり、これらとは今後とも協力を深め継続し、さらにその他の施設にも広げていく計画です。外国からの患者さん受け入れについては先端医療である陽子線治療等への受け入れが主に行われており、これらをより円滑に行うために国際医療センターとして支援しています。

JCIに関しては医療・患者サービスの質を確保し、これが世界的標準に合致するようにその認証を目指して平成25年度から活動を開始しており、国際医療センターとしてもこれを支援しています。

世界では様々な地域紛争を一部で抱えながらも、保健医療の分野では協力関係の推進が行われています。日本においても主に先進国の医療を取り入れることによる先端技術の促進を通しての患者サービスの向上を目指すとともに、一方で発展途上国への医療技術の移転による貢献など、今後もグローバルな視野での活動が必要です。国際医療センターとしては今後とも筑波大学附属病院の国際化に寄与してまいります。皆様のご協力・ご支援賜りますよう宜しくお願い申し上げます。

2016年4月
筑波大学附属病院国際医療センター部長
秋山 稔