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2022年7月21日、JICA事業(草の根パートナー型)「交通事故から住民の命を守る救命救急活動支援プロジェクト(SAFERプロジェクト)」の年次報告会と指令管制センター(CCC)の内覧会がミタパープ病院(カウンターパート機関)で行われました

2022年7月21日、JICA事業(草の根パートナー型)「交通事故から住民の命を守る救命救急活動支援プロジェクト(SAFERプロジェクト)」の年次報告会と指令管制センター(CCC)の内覧会がミタパープ病院(カウンターパート機関)で行われました(2022年07月21日)

2022年10月、ラオス初のCCCが運用を開始すると同時に、新たな救急通報番号(1195)が開通する予定です。これにより、事故や急病などに対する1195への救急通報はCCCにつながります。

 

同会には、ラオス保健省、ミタパープ病院(プロジェクトカウンターパート機関)、ラオス公共事業運輸省、ラオス保健科学大学、国際協力機構(JICA)、マホソット病院、セタティラート病院、ラオスレスキュー5団体(1623、1624、1625、1628、1630)、本事業共同体の筑波大学・(株)社会システム総合研究所が参加し、CCCの運用方針と将来のEMS構築方針について合意し、会議参加者の協力を約束しました。

 

同会終了後、実際のCCCにて、救急通報の受信から救急車への出動指令に至るまでの実演を行いました。

 

本事業はラオスの救急医療体制(EMS)の能力構築を強化し、首都ビエンチャンの交通事故による死亡率の上昇を食い止めることを目的に、2021年6月~2024年7月の期間で事業を開始しました。しかし、EMSの対象は交通事故だけではなく、脳卒中や心疾患、産科など幅広い救急医療に役立つことが期待されています。

 

【事業概要】
ラオス国を対象とした救急医療人材の育成、ラオス「初」の救急指令管制センターの設置や救急医療支援サービスシステムの開発・導入を目的とし、同国の効率的かつ持続可能な救急医療システムの構築に対し技術協力を行うものであり、SDGs(持続可能な開発目標)のゴール3(健康)や 11(都市)に貢献する取り組みです。