

3.環境整備
●パートタイム常勤制度の導入
女性医師が出産・育児の時期にキャリアをつないでいくために、勤務時間を調整できる常勤、いわゆる「パートタイム常勤」制度を導入しました。それまでの経験年数によりますが、常勤職員でありながら、勤務時間を週20〜30時間とする新たな雇用制度です。これにより、年次休暇や学会出張その他の福利厚生など、常勤の持つさまざまなメリットを受けることができる一方で、勤務時間を短縮した上で時間設定もライフスタイルに合わせて調整が可能となります。
●研修派遣制度
医師が関連病院等で研修する場合は研修派遣の形で契約することも可能です。これは、附属病院の被雇用者としての身分を保ったまま当該病院での診療活動を可能にするものです。この制度を活用することで、専門医の取得など当院における長期的な研修プログラムとマッチする形で関連病院と契約を結び、研修施設が変わっても一貫したプログラムの下で経験を積むことができます。
●筑波大学ゆりのき保育所の利用
筑波大学では、法人設置の保育所として平成18年12月に「ゆりのき保育所」を設置しました。時間外保育を充実させて保育時間は7時〜21時とし、子供の体調不良時にも対応できるよう、保健室を備えて看護師が常駐しています。