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どうしたら虚血性心疾患を予防できるでしょうか?

虚血性心疾患の予防には「2つ」のポイントがあります。

1つ目は生活習慣病に気を付けることです。生活習慣病を放置すると、粥腫(じゅくしゅ)と言われる血管内のゴミによって狭窄が生じます。そうならないように、積極的に動脈硬化の原因となる生活習慣病を予防・治療することが大事です。

2つ目は、心筋梗塞を未然に防ぐことです。粥腫の形成によって血管が狭くなると、狭心症による症状が出てきます。その粥腫を放置すると、ある時点で粥腫が破れて内部のゴミがあふれ出し、かさぶたを作るように血液が固まって血管を完全に塞いでしまうと心筋梗塞がおこります。

心筋梗塞を未然に防ぐために、狭心症を疑う発作があれば、たとえ安静にして症状が良くなっていても速やかに病院を受診することが大事です。

狭心症の代表的な症状は「胸が痛い」「締め付けられる」などの胸の症状の他、「みぞおちが痛い」「のどのあたりが痛い」「歯の痛い」「肩から腕のしびれ・痛み」として感じることがあります。動いたときやストレス時に痛みを感じ、数分で改善するのが狭心症の典型的な症状です。一方で、発作時間が長くなった、頻度が増えてきた、冷や汗を伴うようになってきた、という場合は心筋梗塞の危険な前兆です。
心筋梗塞が疑われたら、ためらわず速やかに病院を受診してください。

引用:一般社団法人 日本循環器協会

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