Q&A FREQUENTLY ASKED QUESTIONS FOR IBARAKI CITIZENS

心不全の症状はどのようなもの?

心臓のポンプ機能が落ちると様々な症状が出ます。
呼吸困難、息切れ、息苦しい、呼吸が浅く・速いなど心臓から送り出されるはずの血液が停滞し、肺の中で渋滞(うっ血)してしまいます。その結果、水分が肺にしみ出し、うまく酸素の入れ替えができなくなります。そうすると、「息苦しさ」を感じるようになります。とくに階段を上ったり、夜間睡眠中などに起きやすいのが特徴です。

むくみ(浮腫)、体重の増加

本来心臓に戻るはずの血液が足で停滞するため、水分がしみ出し「むくみ」が起きます。腎臓の血の流れもわるくなり尿が作られにくくなり、その結果、尿の量が少なくなります。その分の水分は体の中にたまり体重が増えます。心不全において1週間程度で2kg近く「体重が増えて、足がむくむ」ことは食べ過ぎで脂肪が増えたことを意味するのではなく、「水分がたまった(心不全が悪くなった)」という意味であることが多いものです。

だるい、疲れやすい

心不全では全身の臓器の血流が減ります。とくに運動をつかさどる筋肉の血流低下は酸欠を引き起こすため、疲れやすく回復しにくい体になります。

食欲がない

胃腸も酸欠とむくみのためうまく動かなくなります。その結果、食欲不振やお腹が張る感じ、食べてもすぐにお腹がいっぱいになってしまうなどの症状が現れることもあります。

引用:一般社団法人 日本循環器協会

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