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心不全とうまく付き合っていくためには?

心不全は治すことはできません。しかし“うまく”病気と付き合えると、とても長生きできる可能性が高い病気でもあります。

心不全との良い付き合い方のヒント

(1) 毎日、体重を測定し、記録しましょう(朝、排尿後、朝食前、いつもの服装で)
急速な体重増加は「水がたまった = 心不全が悪化した」兆しです。

(2) 塩分・水分の摂り過ぎに注意しましょう
体内の水分が増えると、全身の血液の量が異常に増えて心臓への負担になります。また、塩分は体内の水分量を増やすので、負担がより大きくなります。普段の食事を薄味にすること、減塩食などを上手に活用しましょう。

(3) 無理のない範囲で身体を動かしましょう
動かないでいると心臓やからだの働きは衰えてしまいます。かといって無理は禁物です。動きすぎると心不全は悪化するからです。主治医に無理のない程度の運動を「処方」してもらい、心臓や体の衰えを予防しましょう。

(4) 過労・ストレスをため込まないように、しっかり休息をとりましょう
過労やストレス、また睡眠不足は心臓が休まる時間を奪うので大きな負担になります。これらは不整脈の原因にもなることがあります。

(5) 禁煙・節酒を心がけましょう
たばこは全身の動脈硬化を進めます。そして、狭心症や心筋梗塞を引き起こします。また喫煙により脈が速まり血圧も上がり、不整脈が起こりやすくなります。ですので、たばこは今すぐやめましょう。

アルコールは飲み過ぎると水分の取り過ぎにつながり、血圧も上がるため心臓への負担になります。また酒のつまみは塩辛いものが多いので、塩分と水分を取り過ぎる結果となるので注意しましょう。

引用:一般社団法人 日本循環器協会

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