令和元年度より筑波大学が国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)「次世代医療機器連携拠点整備等事業」に採択され、つくば発の革新的な医療機器創出の『種』となる臨床ニーズ収集を実施し、『種』を育てて共同研究等への発展をサポートしております。
普段の業務では熟練した手技で十分対応できている内容も多いかと思いますが、一方で医療者として困っていることやストレスなこともあるかと思います。 皆様の『できたらいいな』『あったらいいな』を募集致します。「こんな改良・部品があれば、もっと簡単・安全にできるのに…」、 「こんな工夫があれば、もっと効率よくできるのに…」などテーマの大小、実現可能性は問いませんので、幅広くご意見を頂戴できればと思います。 医療者のニーズが医療機器開発の第一歩となります。
これまで2年間の取り組みの中で、つくば研究支援センターの仲介のもと、いばらき成長産業振興協議会に加入の県内企業とのマッチングが可能となってきました。 企業の方に臨床現場見学して頂くための体制も整い、既に数件のプロジェクトが動きつつあります。なお、TV会議を活用することで、以前と比べ、先生方への負担も軽減されており、このような活動に興味がある先生方には絶好の機会となっています! お気軽にご回答いただけますと幸いです。(T-CReDOで面倒な手続き等は代行します。)
上記Webからのアンケートまたは調査用紙にてご回答いただけます
ニーズ調査 | 市場サイズ、実現可能性、臨床的意義等を検討し、事務局にてフィルタリング |
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ニーズリスト提示 | 県内のコーディネーターの仲介にて、ヘルスケア関連企業へニーズリストを提示 |
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マッチング | TV会議にて、企業側のシーズ・アイデアを披露頂き情報共有して頂き内容を検討 |
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臨床現場観察実習 | 提案者(医療従事者)との打ち合わせから、今後の連携、共同研究の可能性を模索 |
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事業化、機器創出を目指す |
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今回、現在のコロナウイルスの感染拡大に鑑みて、『コロナウイルス対応に特化した現場のニーズ調査』を早急に行うことを企画致します。 「マスクが足りない」「防護衣が足りない」といった医療資材不足に関する医療従事者の声も重要ですが、今回は臨床現場で遭遇する【困りごと】を調査させて頂ければと思います。
「〇●で困っている(憂慮している)」という御意見を踏まえて、開発アイディア(デバイスやサービスシステムとしての解決策)の着想へ紐付け、 中小企業の「ものづくり」の技術力をお借りしてプロトタイピングまで前進させる方向で検討中です。なお、困りごとだけでなく、 困りごとに対する解決アイディアもつけてご提供頂くことも歓迎します。
COVID-19関連のニーズ調査締め切り:2020年5月26日(受付終了しました)
昨年度は『小児・在宅医療』を重点的に調査し、計75件の回答を頂くことができました。当初は、本年1月の「つくば医工連携フォーラム」に合わせた
ニーズ発表会を計画しておりましたが、企業や研究者へ提示するためのニーズのブラッシュアップの必要性や、知財保護の観点からの内容公開の程度等の
課題からやむなく延期させて頂くこととなりました。
ご提示頂きました回答を活用しきれておらず大変心苦しい限りですが、昨今のコロナウイルス情勢にて当初の計画からの大幅な軌道修正を強いられており、
進捗に大きな遅れが出ている旨ご容赦頂ければ幸いです。
つくば臨床医学研究開発機構(T-CReDO)TR推進・教育センター 野口・川瀬
E-Mail:TR_info/@/md.tsukuba.ac.jp (/@/を@に置き換えてください)
TEL:029-853-3630