医療機器開発において、臨床現場を観察し医療ニーズを適切に把握することが重要視されています。
それにもかかわらず、医学応用が可能であるものの医療従事者との接点が少ない基礎/異分野領域の研究者等にとって、
実用化への橋渡し研究へ進めていくに当たり、臨床現場に適合した真のニーズが把握できない、
標的製品プロファイル(TPP)の策定や国際展開も含めた開発戦略が立てられない、異分野交流やパートナリングを促進する場が乏しい こと等が共通の課題となっています。
本事業では、臨床現場の見学実習プログラムを整備すると共に、つくば発の革新的な医療機器創出の『種』となる臨床ニーズ収集を実施し、
「国際展開可能な次世代医療機器」のイノベーションを実現に貢献します!
最新情報は、特設サイト(次世代医療機器連携拠点整備等事業)をご覧ください
次世代の医療機器を開発していくためには、医療現場のニーズ、大学や研究所の研究力、企業の開発力をうまく組み合わせて いくことが不可欠です。 そこで、実際に医療機器開発に携わるエキスパートの先生にご講演いただく本セミナーを企画しました。
専門領域の臨床医師のコーディネートによる、手術や医療手技、検査・リハビリテーションなどの見学を通じて、
医学的情報の収集や整理、実態調査、エンドユーザー候補へのインタビューを行います。
AMED橋渡し研究拠点としてのシームレスな支援体制、医療アントレプレナー育成プログラムResearch Studio等の
優れた実践的教育体制プラットフォームを積極的に活用することで、国際展開も視野に入れた実現可能な研究開発・事業提案を支援致します。
クリックして開催報告を表示
2021年6月22日(火)、オンラインによる臨床現場観察実習、ニーズ探索ワークショップを開催いたしました。
これまで実際に来院し手術室等を見学しておりましたが、昨今の新型コロナウイルス感染状況を考慮し、
手術動画やオンラインホワイトボードツールを用いて、リモートで作業していただく形式で運営し、
26名の方にご参加いただきました。
本年度より、基礎技術の導出方針に関する議論や特定診療領域のニーズ調査など、個別の目的に応じたプログラムも対応できるよう 以下のような3つのコースを準備中です。(COVID-19の情勢を踏まえて、今後の開始時期や開催方法を検討しております。)
クリックして開催報告を表示
オリエンテーション、ニーズ探索のTipsや手順に関するレクチャーの後、専門領域医師の引率の下、臨床現場観察へ。
(11/27循環器内科、脳神経外科12/10循環器内科、消化器外科、整形外科の手術等を見学しました。)
見学後はグループワーク形式で、見学した内容の振り返り、Needfindingに関するブレインストーミング、相互での発表を行いました。
バイオデザイン(StanfordBiodesign)は、2001年に米Stanford大学で設立されました。医療機器開発において、
リーダーとなり得る人材を育成するため、臨床現場のニーズを出発点とした課題解決型のイノベーションに
必要な考え方やスキルを実践的に習得する教育プログラムです。世界中で導入されており、
StanfordBiodesignでは50社以上が起業し、270万人以上の患者に貢献しています。
クリックして開催報告を表示
2021年4月27日(火)、オンライン対応プログラムにて、つくばバイオデザイン体験ワークショップを開催いたしました。
今回は、臨床現場見学を模擬して、生体腎移植術の動画を題材に、現場の困りごとの特定ニーズステートメント作成~
解決策のブレインストーミングチーム発表と、ボリュームたっぷりのワークを実施しました。
クリックして開催報告を表示
2020年10月20日(火)、27日(火)の2日間に渡り、Web会議システムを用いたオンライン対応プログラムにて、
つくばバイオデザイン体験ワークショップを開催いたしました。
『バイオデザイン学会の1日入門セミナー』とほぼ同等の内容をリモートで受講いただきました。
クリックして開催報告を表示
2020年2月18日(火)、筑波大学健康医科学イノベーション棟 8階講堂におきまして、つくばバイオデザイン体験ワークショップを開催いたしました。
今回のワークショップでは、医療現場のニーズに基づいた解決策の創出・開発の初期段階における事業性の
検証等のイノベーション実現のための「バイオデザインプロセス」を体験していただきました。