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女性医師看護師キャリアアップ支援システム

  • ご挨拶
  • 副病院長 総合臨床教育センター部長 松村 明
  • 副病院長 看護部長
看護師 白川 洋子
  • 女性医師キャリア支援コーディネーター 瀬尾恵美子
  • 女性医師キャリア支援コーディネーター 野澤美加

ご挨拶

総合臨床教育センター部長 松村 明

このたび3年間におよぶ「女性医師・女性看護師キャリアアップ支援システム」が一応終了しました。「一応」というのはこれまでは文科省GPとしての事業でしたが、平成22 年度からはこの3年間に蓄積したノウハウを自立して活用していくまさに真のスタートと言えると思います。そしてこれからのスタートはエンドレスとなります。幸い病院からのサポートもいただけるとのことでぜひ筑波大学附属病院の大きなセールスポイントとして益々発展させていければと考えております。

 

女性医師・女性看護師が家庭を持つことにより、出産・育児などでキャリアを一時的に中断しなければならない状況がありますが、一方で国民の医療と健康を支える医療職のプロとしても重要な役割を担っており、その方々が再びスムーズに現場に戻って活躍できる環境作りは永遠の課題であると思います。

 

本事業ではこれまで、女性医師・看護師の臨床現場定着のため様々な取組を行ってきましたが、平成19〜21年度までに、本システムを使って育児と仕事の両立を図りながら復職もしくは臨床現場から離れることなく就業・研修を続けられた女性医師は14名、看護師は8名となりました。

 

事業への理解を深め、院内のコミュニケーション体制を作るために、「つくば的子育て支援セミナー(2回)」、「医師子育て支援懇談会(3回)」、「つくばナース懇談会(1回)」等を開催してきましたが、延べ250名以上の参加がありました。

また、看護師の復職支援としてこれまで6回にわたる「つくば的看護カムバックスキルアップセミナー」を開催しましたが、第5回目までに延べ80名以上の方が受講されており、受講者の半数から回答のあったアンケートによると、受講後の復職者は当院への復職も含むと50パーセントを超え、臨床現場への定着に効果があったのではないかと考えております。

 

長年の自民党政権から民主党への政権交代で今後の政局がどうなるかはまだ見えてこない部分もあります。しかし、民主党は「コンクリートから人へ」をスローガンにしており、キャリアアップの振興は国の根幹にかかわる重要課題であることを認識しているはずであり、今後とも政権の大いなるサポートを期待したいところです。

 

本事業の実務について女性医師支援は瀬尾恵美子講師、女性看護師は野澤美加看護師、事務担当は山田麻紀さんの3人が中心となり、献身的な活動をしてくれましたが、今後ともコーデイネート役として総合臨床教育センター全体でバックアップをしていき、さらなる貢献をしたいと考えております。

 

本事業の対象となる女性医師・看護師の多くの参加をお待ち申し上げております。