ご挨拶

平成21年1月に看護師コーディネーターとして勤務してから、8名の看護師と一緒に復職することができ、「キャリアアップ支援システム」は本当にたくさんの方に支えられていると実感しました。
今までは「フルタイムで働く」もしくは、「辞める」の選択しかできませんでしたが、現在は「短時間で継続」の選択ができるようになりました。短時間であっても働き続けていければ、子育てが終了した時にフルタイムへの変更がスムーズになり、子育て中であっても短時間であれば働くことができると思っている看護師がたくさんいることもわかりました。
「キャリアアップ支援システム」は潜在看護師の復職支援として始まりましたが、院内のスタッフに「短時間勤務」という選択肢があることを示すことができたのではないでしょうか。また「もしかしたら働き続けられるかもしれない」と看護職としてのキャリアについて考えるきっかけにもなったようです。
今後、このような取り組みが広まり、60万人を超える潜在看護師の数パーセントが復職できる環境になれば、すべての看護職がワークライフバランスを考慮した働き方が実現できるのではないかと思っています。
これが全ての医療職へと広がることで、十分な人材が確保でき、そして良い医療の提供にもつながるのではないでしょうか。
来年度以降も、病院の事業として取り組みを継続頂けることに感謝し、「キャリアアップ支援システム」が全ての医療職にやさしいシステムとして役立てればと思っています。
たくさんの支えてくださった皆さま、本当にありがとうございました。
そして「復職したいけれど不安で・・・」「仕事を続けたいけれどどうしたらよいかわからない」という皆さま、まずカムバックスキルアップセミナーに参加してみませんか。実際に復職し、がんばっている方々から直接話を聞くこともできます。
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