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女性医師キャリアアップ支援システム

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  • 筑波大学附属病院病院長 原晃
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ご挨拶

女性医師キャリア支援コーディネーター 瀬尾恵美子

「育児との両立が難しく、フルタイムで働きたいのに働けない。」「診療に携わるのは好きだけれど、子供の養育を他人任せにしてしまってもいいのだろうか。」「子供のお迎え等で時間外勤務が出来ず、周囲に迷惑をかけてしまっている。申し訳ないので常勤をやめようと思っている。」「子育て期間に休職してしまったが、再研修のチャンスがあればもう一度臨床の場に復帰したい。」  このような思いを持つ女性医師を応援するために、筑波大学附属病院の「女性医師キャリアアップ支援システム」は始まりました。

 

当院のキャリアアップ支援システムの最大の特徴は、コーディネーターのカウンセリングのもと、個人個人のニーズに合わせた研修プログラムを作成することにあります。毎年十数名の女性医師がキャリア支援枠で勤務していて、専門医取得を目標とする方、専門医の先に更に自分の武器になる手技を習得しようとする方、筑波大学の講師としての勤務を目指す方など、それぞれが様々な目標に向かって研修、診療を行っています。

 

2007年に本取り組みが始まって以来、女性医師キャリア支援コーディネーターとして、当プログラムに参加する女性医師一人ひとりと研修について話してきましたが、参加者の医師としての意識・意欲の高さに驚かされるとともに、各科の診療科長をはじめとした参加者の周囲の方々の、一人前の医師を育てよう、同僚としてサポートしようという姿勢に、いつも感銘を受けています。

そして、参加者からの感想で、「本取組みが、より良いワーク・ライフバランスのための手助けとなっている」との意見を数多く聞くことができ、コーディネーターとして本当にうれしく思います。

本取組みの目指すところは、単なる女性医師支援ではなく、ワーク・ライフバランスを考えることで男性医師を含めた医療現場全体の働き方を改善することだと思います。子育て支援を必要としている方々の多くのご意見を参考にし、より良いサポートシステムを作っていきたいと思っておりますので、本取り組みに興味を持たれた方がいらっしゃいましたらぜひご連絡ください。