茨城県医師会主催、日本医師会・茨城県共催の女子医学生、研修医等をサポートするための会に、座長・シンポジストとして参加しました。
はじめに特別講演で日本医師会の保坂シゲリ先生が『女性医師支援の流れと私たちの取組み』についてご講演され、その後のシンポジウムでは、テーマを「女性医師の夢と希望の実現に向けて」として、筑波大学医学専門学群医学類4年生の女子学生や、当院の女性医師看護師キャリアアップ支援システムに登録している麻酔科の後期研修医が、現在の不安、将来期待していること、子育と仕事の両立の工夫について発表し、私も筑波大学の取り組みについて発表しました。
また、土浦協同病院産婦人科部長の島袋剛二先生が「産婦人科における女性医師の就労状況について」、東京医科大学霞ケ浦病院女性医師会の高橋佳子先生が「―女性医師のつぶやき〜男女共同参画に関わり始めて、思うこと〜」との演題で発表されました。当院で行われている子育て支援懇談会でのアンケート調査でも、当院以外の周辺の病院ではどのような子育て支援活動が行われているか知りたいという意見が寄せられており、この会は他院の取組みを知る良い機会となったと思います。
医学類の学生さんは、この発表のために同級生からも意見を集めたとのことで、「どの科に進むかが子どもをもつかどうかで制限される?」「医師同士で結婚したとき2人とも忙しい科だったらこどもを育てられる?」「構えなくて子どもがぐれたりしない?」「子育てでキャリアアップに支障は?」など率直な、そして参考になる意見を発表してくれました。学生や研修医の先生がこのような会に参加することで、将来に「夢と希望」が持てるようになってもらえていればうれしいです。
この場を借りて、茨城県医師会の皆様、県職員の皆様、ご発表された先生方に御礼申し上げます。(瀬尾)
特別 講演: | 『女性医師支援の流れと私たちの取組み』 日本医師会医師再就職支援事業マネージャー 保坂シゲリ先生 |
シンポジウム: | 『女性医師の夢と希望の実現に向けて』 |
日 時: | 平成21年3月20日(金)14:00〜 |
場 所: | つくば国際会議場 |
「Reナース」プランとは、潜在看護師の再就職支援のための総合的・実践的教育プログラムで、医療現場復帰の為の有料支援セミナーを7日間コースで開催している他、看護師派遣会社による就職先の紹介およびカウンセリングなどの修了後のサポートにも力を入れており、受講者のおよそ7割が再就職しているとのことでした。
復職セミナーの講義の中にe-ラーニングを取り入れている事など詳しいお話が聞け、当院でも育児中であっても参加しやすい復職の為に充実したセミナー企画の参考にさせて頂きたいと思います。
ご担当の下左近副看護部長様にはお忙しい中、ご丁寧にご説明頂きありがとうございました。(野澤)
2月5、12、19日に第3回つくば的看護カムバックスキルアップセミナーを開催しました。 前回のセミナーのアンケート結果に演習の希望が多かったため、さらにシミュレーター等を使用した実演を増やしました。参加した皆さんが真剣かつ楽しそうに演習していたのがとても印象的で、これからも継続して行きたいと思いました。
今回の募集は20名でしたが、37名の応募があり募集開始早々に定員に達してしまいました。今回ご参加できなかった方は、今後もセミナーなどを企画して行きたいと思いますので、詳細はホームページ上でご確認下さい。
ご参加頂きありがとうございました。(野澤)
D&Nブラッシュアップセンター主催の「第1回 D&Nブラッシュアップセンターフォーラム」に参加してまいりました。
平成19年度医療人GPに採択された取組のひとつである「D&Nブラッシュアッププログラム」は、出産・育児の経験をキャリアアップと捉え、妊娠・育児中の女性医師看護師のブラッシュアップを図ることで臨床現場復帰を支援するもので、フォーラム会場には開発中の「ネットプログラム」(双方向掲示板システム)も展示されており、着々と復帰支援のシステムができてきている様子がうかがえました。
D&Nブラッシュアップセンターの方にはお忙しい中、情報交換等もさせていただき、この場を借りてお礼申し上げます。(山田)
神戸大学医学部附属病院 D&Nブラッシュアッププログラム
http://www.hosp.kobe-u.ac.jp/dn/
9月に行われ、好評だった第1回 医師子育て支援懇談会「小児科・麻酔科編」 に引き続き、1月13日に「産婦人科・総合診療科編」を開催しました。
今回も多くの皆さんに参加していただき、用意した席が足りなくなるほどでした。
産婦人科は、女医の多い診療科であり、最近では産婦人科研修を始める医師の約70%が女性とのことで、学会を挙げて女性医師の問題に積極的に取り組んでいらっしゃいます。吉川教授にご発表いただいた、産婦人科学会の取組みの中の、産婦人科女性医師の願い(下記)という文章がこころに残りました。女性医師だけの願いではなく、男性医師も含めた医師の労働環境の改善が必要ということだと思います。
また、悩みながらも工夫を重ね頑張っている先輩医師の体験談は、参加した研修医・学生さんたちの参考になったのではないかと思います。終了後に行ったアンケートには、「具体的な話を聞けて、将来のことを考えるきっかけになった。」「自分にもできるかも知れないと希望が持てた。」「筑波大学附属病院のすべての診療科で、産婦人科のような良い雰囲気が出来ると良い。」などの意見が寄せられました。 女性医師だけではなく、男性医師の体験談などが聞きたいという意見もあり、皆様の意見を取り入れながら、今後もこのような機会を重ねていきたいと思います。(瀬尾)
◆筑波大学附属病院「女性医師看護師キャリアアップ支援システム」について | |
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総合臨床教育センター講師・女性医師キャリア支援コーディネーター | 瀬尾恵美子 |
◆先輩医師からのメッセージ | |
筑波大学附属病院 女性医師看護師キャリアアップ支援システム採用者 | |
総合診療科レジデント | 小曽根 早知子 |
筑波大学附属病院産婦人科レジデント | 岩城 真奈美 |
筑波大学附属病院産婦人科講師 | 小畠 真奈 |
◆産婦人科の女性医師就業継続支援について | |
筑波大学附属病院産婦人科教授 | 吉川 裕之 |
(敬称略) |
第2回つくば的看護カムバックスキルアップセミナーを去る12月10・11・16日に開催しました。
事前申し込みが殺到し、潜在看護師や子育て中の看護師がこのような企画に熱い期待を持っていることを知ることにもなりました。
研修内容は前回とほぼ同様なものでしたが、「来て良かった」「基本が学べて良かった」「新しい医療の現状が学べた」「現在使用されている器具・用具などに触れることができた」「少し勇気がわいた」などの感想が寄せられました。
参加人数は延べ26人となり、次回セミナーはご要望が高いこともあり、定員を20名へ増員し募集予定です。また、受講者のご要望も取り入れ「皮膚ケア」を追加いたしました。今後も皆様のご意見を伺いながら、より充実した研修へと取り組んで行きたいと思います。(横田)
平成17年度医療人GP採用の、横浜市立大学女性医師支援フォーラムに参加しました。
横浜市立大学の取組は、女性医師のキャリアアップ、なかでも近年医師不足が特に言われている、小児科、産科、麻酔科、救急科の医師の支援体制の充実が目的で、専門研修制度の弾力化(長期研修、ジョブシェアリングなど)、院内保育施設の機能充実、シミュレーション・センター機能の充実が特色です。
この取組で、ジョブシェアを麻酔科の医師5名が、長期専門医研修コースを産科の医師1名が実践中とのことでした。まだ利用者は多くはないものの、このシステムがあることで、学生・研修医が将来に不安なく仕事ができているとの御意見が産婦人科医師よりあり、横浜市立病院では、産婦人科を専攻する医師が増加しているそうです。また、24時間保育の導入、病後児保育室の開設など、院内保育施設も大変充実していて、大変うらやましく思いました。この場を借りまして、素晴らしい成果についてのご発表に御礼申し上げます。
当院の取組みも、医療人GPとしては来年度が最終年度となりますので、良い成果報告が出来るように邁進していきたいと思います。 (瀬尾)
第30回医学教育セミナーとワークショップの東京女子医科大学の吉岡俊正先生のセミナーに参加し、女性医師再教育・復職プロジェクトのお話や、文部科学省の平成20年度の質の高い大学教育推進プログラムに選出された「女性医療リーダー育成を目指す全学横断教育 女性医療者のキャリア継続に向けた卒前教育」についてのお話を伺いました。
東京女子医科大学では、授業の中に「地域医療を担う卒業生女性医師に学ぶキャリアビジョン・ライフサイクル」と題した先輩女医との交流の場を入れたり、チュートリアルに共働き家庭の子供が病気になったときの医療問題を組み入れることで、母親が仕事を持つ場合のライフサイクルを考えさたりと、日本でただ一つの女子医科大学ならではの進んだ取り組みをされています。
また、学生が全員女性ということもあり、学生の間に妊娠・出産を経験する人も他大学より多いとのことでしたが、先輩や友達からの口コミで子育て情報が入手でき、妊娠・出産のために留年してしまう学生はいないとのお話がありとても驚きました。口コミ情報というのは本当に大切ですね。
筑波大学の医学生も、自身のライフサイクル、キャリアデザインについてもっと知りたい、考えたいと思っているのではないでしょうか。当システムにて講演会や懇談会を今後も企画し、学生さんたちのニーズに答えていきたいと思います。また、キャリア支援室にいけば子育ての相談が出来、良い口コミ情報が得られるというような場所づくりも目指していきたいと思います。(瀬尾)
茨城県医師会主催の男女共同参画フォーラムに、パネリストとして参加しました。このフォーラムは基調講演に千葉県衛生研究所所長の天野恵子先生をお迎えし、パネルディスカッションと合わせて女性医師の働きやすい環境を考えていくもので、茨城県医師会の先生方の医療の職場環境を良くしようという強い思いが感じられる会でした。天野恵子先生は、性差医療の草分け的存在で、3人のお子さんを育てながら米国・カナダ・東京大学循環器科教室/保健センター、東京水産大学保健センター教授、千葉県衛生研究所所長とキャリアを重ねてこられた方です。
当日は、先生ご自身のキャリア形成と育児について、男女循環器専門医の実態調査の結果、性差医療についてお話いただきましたが、私たちの取組みに非常に参考となる内容で大きな励みとなりました。パネルディスカッションでは、当支援システムの説明をさせていただくとともに、医師のワーク・ライフ・バランスについてパネリストの皆様、県医師会理事の先生方と有意義な意見交換をさせていただきました。
今後も、茨城県、茨城県医師会にご協力いただいて、男女を問わず医療人の働きやすい環境整備への働きかけを行っていきたいと思います。(瀬尾)
天野恵子(千葉県衛生研究所所長 )、山口やちゑ(茨城県保険福祉部部長)、瀬尾恵美子(筑波大学附属病院診療講師/女性医師キャリア支援コーディネーター)、尾内武志(はすみ敬愛病院院長)
青木かを里(青木医院副院長)、伊藤睦子(いとう眼科院長)
当院と同年度に医療人GPに採択された旭川医科大学病院において、取組の見学や意見交換をさせていただきました。
旭川医科大学病院の二輪草センターは、女性医師、看護師の復職・育児・介護支援がしっかりと根付いた活動となっており、温かさ・支援の力強さが感じられました。センター利用者の多くは育休復帰の看護師であり、病院に隣接している24時間保育所、病児一時預かり室・バックアップナース等工夫されたプログラムにより、安心して復職できる環境整備がなされており、とても参考になりました。何よりも、「職員が働き続けられるためには、何ができるか」を病院一丸となって楽しく取り組んでいる姿に感銘を受けました。
当院の潜在看護師の復職支援も重要ですが、辞めさせない工夫の検討も今後の重要課題であると痛感しました。
二輪草センターの山本先生はじめスタッフの方々に貴重なお時間をいただきましたことを厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。(横田)
旭川医科大学病院「育児と介護を支えるオールホスピタル計画−5段階教育プログラム『二輪草プラン』で安心復職−」
http://www.asahikawa-med.ac.jp/hospital/nirinsou/homepagemain.html
当院と同年度に医療人GPに採択された岡山大学病院の取組の見学や意見交換をさせていただくため、岡山大学病院キャリアセンターに伺いました。また、翌日は、MUSCAT Meeting Specialにも参加させていただきました。 岡山大学病院では岡山MUSCAT(最適助言者紹介サポートネットワーク)とMUSCAT WiLL(家庭と両立可能な復職支援プログラム)を柱に女性医師の復職支援を行なっており、これまでに14名もの女性医師が復職されています。広報やネットワークの構築など学ぶべき点が多く、またお互いの取組みの状況と課題について話し合える貴重な時間をいただきました。 MUSCAT Meeting Specialでは、岡山大学出身の7名の女性医師の方の心強い体験談を聞くことができました。また、岡山大学医学部の4年生から6年生の女学生6名をパネリストとし、女子医学生の将来に対する悩み、不安などを話し合うプログラムがあり、学生さんの生の声を聞くことが出来たのもとても良かったです。多くの学生、医師(男性もたくさんいらっしゃいました!)が参加する活気にあふれるミーティングで、岡山大学病院での女性医師支援の輪の広がりを感じました。 お忙しい中見学にご協力いただいた、取組代表の片岡先生、医療教育統合開発センターの越智教授、キャリアセンターの石崎様はじめスタッフの方々、保育所の方々に厚く御礼申し上げます。(瀬尾、山田)
岡山大学病院「女性を生かすキャリア支援計画」
http://www.okayama-muscat.jp/jyosei/index.html
「子育て支援と言うけれど、どんなことをやっているの?」、「女性医師は実際にどうやって仕事と子育てを両立させているのか聞いてみたい」
そんな声にお応えすべく、医学生や現役の医師を主対象として、
「第1回 医師子育て支援懇談会―教えて先輩!女性医師の仕事と子育ての両立の工夫を聞いてみよう!―」を開催しました。
実際に本システムで採用されている箱岩先生、子育てとの両立をされている高橋先生、そして小児科の子育て支援に関して須磨崎教授からお話いただき、参加者は先輩医師の冗談に時折笑いながら聞き入っていました。
学生をはじめ、教員、レジデント、看護職員、事務職員等30名以上、男性からも多数ご参加いただきました。
また、このときとったアンケートでは「女性医師をパートナーに持つ男性医師の話」など、男性医師の目線で話を聞いてみたいという声も多く聞かれました。
これらの声も取り入れて、今後もこのような機会を重ねていきたいと思います。(瀬尾、山田)
看護師の復職支援を目的に開催されました『第1回つくば的看護カムバックスキルアップセミナー』は、好評のうちに終了しました。
今回のセミナーでの感想の中には、「また働く勇気が湧き不安が軽くなった。」「新しい看護の情報などをまなぶことができた。」「演習などで楽しく、わかりやすかった。」など、研修プログラムに満足してくださった様子が書かれていました。
今後は子育て奮闘中のお母さんの生活に注目し、保育所や児童館、子育て情報誌などの情報網を利用し、セミナーに関する詳細な情報を発信していく予定です。
この取組は、平成19年度の文部科学省が地域医療等社会的ニーズに対応した質の高い医療人養成プログラムとして採択した『女性医師看護師キャリアアップ支援システム』として、広く多くの女性医師・看護師への復帰を支援するものです。筑波大学が国の支援を受けながら、多くの看護師が復職の不安が軽減され、社会に貢献し自己実現できるよう、サポートしていくためのプログラムの一つの企画となっています。潜在看護師として復職を考えている方はどなたでも参加できるセミナーとなっています。今後発信していくセミナーは同じ考え方で実施します。奮ってご応募いただきたいと思います。今後のセミナーに関する情報はこのホームページでお知らせいたします!(横田)
女性医師のニーズを知り、より必要とされる支援プログラムを作成するために行った、キャリア支援に関するアンケート調査の結果を、第40回 医学教育学会で発表しました。
「女性医師・学士入学」のセッションには、他に佐賀大学附属病院や長崎大学医学部、東京女子医科大学の女子医学生、女性医師の意識調査が発表されましたが、なかでも長崎大学医学部の取組みは女子医学生が中心となって行われたものであり、発表者も学生であったことが印象的でした。学生の頃から自分の将来のことに目を向け、その問題点を把握してどう改善していったら良いかを考えるという力強い活動に頼もしさを感じました。女子医学生の多くが、将来について漠然とした不安を持っているのではないかと思いますが、本取組みの中でロールモデルを提示していくなど、その不安を少しでも解消できる活動を行っていきたいと思います。(瀬尾)
本院における女性医師・看護師の子育て支援をより進化させていくために、大阪厚生年金病院院長の清野 佳紀先生を講師にお迎えして、第一回つくば的子育て支援セミナーを開催しました。
大阪厚生年金病院は、2006年「働きやすい病院評価」第一号認定、2006年度「にっけい子育て支援大賞」の受賞など社会的にも高く評価されており、清野佳紀先生は子育て支援の講演の第一人者です。
当日は、女性医師の上司である各科の教授にも参加していただき、女性医師看護師だけではなく周囲のすべての医療関係者への理解を深める良い機会とすることができました。
なかでも、「子育て支援はボスと旦那で決まる」というフレーズは衝撃的でしたが、女性医師・看護師の働きやすい環境づくりが医師・看護師の増加につながり、男性へのしわ寄せも減らすという発想の転換の素晴らしさに大変感銘を受けました。
第2回、第3回と子育て支援セミナーを開催し、より働きやすい病院を目指していこうと思います。(瀬尾)
九州大学の19年度医療人GP採択プログラムである「女性医療人きらめきプロジェクト」の見学研修へ行ってきました。九州大学のプログラムについては、今年2月に行われた「平成19年度大学教育改革プログラム合同フォーラム」で樗木晶子先生の講演をお聞きし、特に女性医療人が働き続けるための意識改革についての取り組みに大変興味がありました。
当日朝、事業推進責任者の樗木教授と中畑看護部長のお出迎えをいただき、久保千春病院長からご多忙のなかご挨拶をいただきました。
研修では「女性医療人きらめきプロジェクト」の概要や取り組みの説明と実際にプロジェクトに参加されている女性医師1名、歯科医師2名、及び看護師2名からお話を伺いました。参加されている医師は育児をおこないながら病棟・外来・手術を他の常勤医師の協力を得て、子どもの送迎の時間に合わせた勤務を行っておられました。プロジェクトのネーミング通り参加者はきらめいており、大変満足されている様子がうかがえました。
e-ラーニングについては九州大学の情報基盤センターの協力を得て看護師2名が教育プログラムの配信に携わっており、九州大学の学生・職員に限らず全国の登録者が継続的に自宅での学習が可能となるシステムがすすめられていました。
午後は副看護部長さんに救命救急センター、ICU、一般病棟など病院内施設の案内をして頂きました。九州大学病院は現在再開発の最終段階であり、歴史ある建物は外来のみとなっていました。新病棟は広く明るい廊下やわかりやすい院内サインがとても印象に残りました。
今回研修をさせて頂き、女性医療人が働き続けるために、学生時代からの意識改革や連携体制と環境整備を進めておられ、力強く活躍する女性医療人を頼もしく思いました。大変刺激になる研修でした。私たちのGPも参加者に満足して頂けるよう取り組んでいきたいと改めて思いました。
今回の研修はご多忙のなか、「きらめきプロジェクト」の関係者の方々に多数ご出席いただきとても充実したものとなりました。今後もプロジェクトのネットワークとして情報交換等をお願いしたいと思います。
どうもありがとうございました。(澤田)
九州大学きらめきプロジェクト
http://www.kirameki.med.kyushu-u.ac.jp
東京ビックサイトで行われた、研修医のためのレジナビフェア2008に参加し、当院のブースを訪れた女性医師の皆さんに、「女性医師看護師キャリアアップ支援」の取組みについての説明をしました。 忙しい研修生活にどっぷりつかっている若い研修医にとっても、実は結婚・子育てはすぐ目の前に迫っています。後期研修中に(早い人なら初期研修中に)、結婚・出産を迎える人はたくさんいます。研修と子育てを両立するのは本当に大変ですが、サポートを受けることで少しでも気持ちを楽にして研修生活を続けてもらいたい。本取組みの目標の一つである「育児と仕事を両立して続けていく」ためのサポートに、多くの女性研修医の皆さんからの反響がありました。皆様の当院プログラムへの参加をお待ちしています(^v^)。(瀬尾)
北九州国際会議場で行われた、福岡看護eラーニング研究会の第1回シンポジウムに参加し、e-learningに取り組んでおられる方々の話を伺ってきました。
特別講演における、「e-learningの特色を活かし、構造化されている情報(テキスト化・書籍化されている情報)だけでなく、仕事に役立つ多くの構造化されていない情報(日常的に、経験から得る情報)を自己学習し、仕事につなげていけるようなシステムにしていくべきだ」というお話には、当院で作っていくコンテンツの内容について、改めて考えさせられました。
今年3月に発足した福岡看護eラーニング研究会においても、育休や病休明けの不安を抱えた看護師、あるいは子育て等で離職した潜在看護師も想定したe-learningシステム・コンテンツの開発を考えておられ、女性医師・看護師のキャリアアップ支援に取り組む当院にとってとても興味深いお話をうかがうことができました。(山田)
内容