平成22年度第3回カムバックセミナーを開催しました。
日時:2011年1月20.26.27日 9:30〜16:00
今回のカムバックセミナーは14名の方に参加頂きました。
最近は、電子カルテを利用しているご施設が多いと聞いています。そこで、看護記録と電子カルテの講義では、実際に当院の医療端末の教育プログラムを利用して行います。医療端末は施設ごとに違うとは思いますが、医療端末がどのようなものかを知っていただくことができるのではないかと思っています。
また、摂食嚥下認定看護師の川村副師長から、口腔ケアで変化してきていることを中心に講義頂き、実際に使っている物品を見せて頂きました。以前とは違っていることにびっくりしながらも、積極的に質問をしている受講者の方が多く見受けられました。
カムバックセミナーは、離職中の方に現在の医療現場を知って頂くために開催しております。スキルアップを目指す方のためにも、病院で行う研修会がありますので、附属病院ホームページもご確認ください。
平成22年度第2回カムバックセミナーを開催しました。
日時:2010年11月2.4.11日 10:00〜16:00
今回で8回目を迎えたカムバックセミナーですが、8名と少人数のセミナーとなりました。
カムバックセミナーは、実際に当院で仕事をしている医師・薬剤師・看護師が講師をつとめ、最近の看護の実際をお伝えしています。
採血の演習はシミュレーターを使って演習を行います。他にもAEDトレーナーやシミュレーターを使い、出来る限り演習を増やしてきました。
電算研修は、教育プログラムを使って研修をします。最近は、電子カルテの病院も多いと思いますので、実際に使ってみることが大切だと思います。
ブランクが長くなるといろいろな事が不安になると思います。そして、具体的にはどうしたらよいのかわからない方も多いと思います。
そんな方のために、茨城県看護協会では潜在看護師のセミナーと病院実習を企画しており、当院でも病院実習ができます。
すぐに就職するのは不安な方も多いと思いますので、ぜひ茨城県看護協会に連絡してみてください。
「茨城県医師会第3回男女共同参画フォーラム」に参加しました。
日時:2010年11月6日(土)
水戸で行われた、茨城県医師会主催の「第3回男女共同参画フォーラム」に参加してまいりました。
一昨年から開催されている本フォーラムには、今までに当院の女性医師キャリア支援コーディネーターや、女性医師キャリア支援システム参加医師等がパネリストとして参加、発表や意見交換等をさせていただいており、今回もシンポジストとして当院の副病院長 松村明先生、座長として女性医師キャリア支援コーディネーター瀬尾恵美子先生も参加されました。
開催第3回目となる今回のテーマは、「意識改革」でした。
講演とシンポジウムの二部からなるフォーラムでは、女性医師自身の意識改革と病院長、病院管理者側の意識改革という側面から発表とディスカッションが行われ、様々な立場の考えを伺うことができました。意識を変えるのにまず必要なのは、現状を知り理解することではないかと思うので、このような機会は有意義だと思いました。
白鳥敬子先生(東京女子医科大学病院 院長)の講演「女性医師の意識改革」やシンポジウムで話されていたことのポイントを、茨城県医療対策課ブログが的確にまとめてくださっていますので、許可を得て転載させていただきます。
1.医学生時代から目標設定と長期計画を立てること。
パートナーがいればよく話し合い,一緒に頑張ること。
2.いったん途切れてしまうと復帰が困難となるため少しずつでもいいから勤務を続けたほうが良い。
病院もそのための様々な支援事業を用意,提案している。
3.女性医師も甘えていてはいけない。職場復帰するためには自分を売り込むための付加価値を身につけること。
範囲は狭くても誰にも負けない何かを見つけること。
特に現在は診療報酬上の加算が見込める分野が多くなってきたのでその中からでも自分がどれに適しているかよく考えて少しの時間も惜しんで研鑽に励むべき。
4.病院管理者から「これやってみないかね?」という提案はチャンスとして逃さない。それは自分のためだけではなく後に続く女性医師のためと自覚すべし!
昨年度、当院に講演に来て下さった瀧野敏子先生(NPO法人イージェイネット代表理事)も仰っていましたが、「女性医師自身もなくてはならない人材になる(自己研鑚を続け、自分の得意分野を持つ)」ことが大切だと、白鳥先生が繰り返し仰っていたのが印象的でした。
また、昨今、女性医師に関する論文投稿や意識調査も盛んに行われ、支援事業も進んできていますが、現場では医師と主婦という二つの役割を抱え、「周りに迷惑をかけており、どうすれば『ワークライフバランス』を実現できるのか分からない」と悩む女性医師の声もあります。
今後も、病院管理者や行政といった事業を展開する側と、現場を結ぶことのできる機会を持ち続けることと、それを反映させていける仕組み作りが必要だと感じました。
たくさんの方に聞いていただきたいと思ったフォーラムでした。
「茨城県医師会第3回男女共同参画フォーラム」
講演:演題「女性医師の意識改革」(講師:東京女子医科大学病院 院長 白鳥敬子先生)
シンポジウム:テーマ「病院長、病院管理者の意識改革」
日時:2010年11月6日(土)14:30〜
場所:水戸プラザホテル
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文部科学省科学技術振興調整費 「女性研究者支援モデル育成」事業
持続可能な女性研究者支援、筑波大スタイル 第2回シンポジウム
「女性研究者のワーク・ライフ・バランス」にパネリストとして参加しました。
日時:2010年9月30日
筑波大学は、文部科学省の平成21年の女性研究者支援モデル育成事業に「持続可能な女性研修者支援 筑波大スタイル」が採択され、男女共同参画室を中心に女性研修者相談室の設置、ICTを活用した在宅研修支援、出張時のベビーシッター経費支援や出産育児休暇中のRA雇用による研究支援、男女共同参画に関する共通科目の設置などの様々な取り組みが行われています。
9月30日に、男女共同参画室主催のシンポジウムが開催され、パネルディスカッション「ポジティブアクションは必要でしょうか?」のパネリストとして参加し、附属病院で行っている女性医師看護師キャリアアップ支援システムでのキャリア支援の方法を説明させていただきました。
ポジティブアクションという言葉を定義するのは難しいのですが、一般的には、「社会的・構造的な差別によって、現在不利益を被っているもの(女性や人種的マイノリティー)に対して、一定の範囲で特別の機会を提供すること等により、実質的な機会均等を実現することを目的として講じる暫定的な措置のことを言う」とされているようです。
研究者を雇用する際に、同等の業績であれば女性を採択するといった対策が、例としてあげられます。女性研究者を増やすためにこのような取組が必要なのかは、賛否が分かれると思いますが、当日は筑波大学の中で比較的女性研究者が少ないといわれている2部局の研究科長の先生も登壇され、現状と課題についてお聞きすることができ、有意義な会になったのではないかと思います。
詳しくは筑波大学男女共同参画室ホームページ(http://www.geo-wlb.tsukuba.ac.jp/)をご覧ください。
男女共同参画室で行われている様々な事業(ベビーシッター補助や、ワーク・ライフバランス相談室など)は、附属病院の職員である女性医師・看護師も使うことができますので、興味のある方は病院教育支援(電話:029‐853-3516、メール:kensyu@un.tsukuba.ac.jp) まで御連絡ください。 (瀬尾)
平成22年度第1回カムバックセミナーを開催しました。
日時:2010年7月6.13.15日 10:00〜16:00
昨年度までは、文部科学省からの補助金を受けていた「女性医師看護師キャリアアップ支援システム」ですが、今年度からは病院で継続されることになりました。
もちろんカムバックセミナーも継続していただけることになり、今回で7回目を迎えました。
すでに6名の方がセミナーを受講後に当院で復職されており、他の受講した方からも病院やクリニックで復職し、活躍されているとの報告も頂いております。
看護師のキャリアアップ支援システムは子育て支援としてスタートしましたが、結婚や出産だけでなく、さまざまな理由で離職している看護師のための支援も行っております。
茨城県看護協会でも潜在看護師のセミナーと病院実習を企画しており、当院でも病院実習を受け入れております。
復職したくてもなかなかできないと感じている方でも、看護協会の病院実習に参加してみることで、不安が少し解消されるのではないかと思います。