Q&A FREQUENTLY ASKED QUESTIONS FOR IBARAKI CITIZENS

高血圧の治療は?

高血圧と診断された場合、血圧を下げる目標値は年齢や合併している病気にもよりますが、一般的には75歳未満の方は130/80mmHg未満、75歳以上の方は140/90mmHg未満を目標にします。

自宅で血圧を測定すると(家庭血圧)、診察室での血圧より5mmHg程度低くなる場合が多いので、それらも参考にしつつ治療を進めます。病院を受診したときに血圧を測るだけでなく、ご自宅で毎日血圧を測り記録していくことで、ご自身の治療の状況をかかりつけ医と共有することも有用です。

塩分の摂取量を抑えることで血圧を下げる効果があるため、高血圧の方は1日あたり6g未満にすることが強く推奨されています。脂質異常症や糖尿病等を合併している場合や、生活習慣の改善だけでは高血圧が改善しない場合は薬の力を借りることになります。処方された薬をきちんと飲むことで、1日の血圧が安定して下がり、全身の血管への負担を軽くすることができます。

また、糖尿病や脂質異常症を合併していると、心筋梗塞や狭心症、脳卒中等の重大な病気になる可能性がさらに高くなりますので、それらを併せて治療していくことも重要です。

引用:一般社団法人 日本循環器協会

筑波大学 筑波大学附属病院
〒305-8576
茨城県つくば市天久保2丁目1番地1
Tel. 029-853-3900(代表)