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外来のご案内

先進医療

実施中の先進医療

実施中の先進医療について

顔面補綴

診療科 口腔外科
適応症 腫瘍手術、外傷、炎症などにより顎顔面領域に生じた広範囲の実質欠損
主な内容 実質欠損部を医療用高分子材料による人工物で補填、修理し、口腔顎顔面の諸機能回復および自然観のある形態回復を図ります。 腫瘍手術、特に、悪性腫瘍(がん)は、放射線治療や外科手術の進歩によってその治癒率が飛躍的に向上したことにより、患者にはその後の補綴修復を要する大きな欠損が残される傾向にあります。そのため、補綴的修復は、形態、機能回復、 日常生活への復帰の為のリハビリテーションとして不可欠です。使用材料は、医療用高分子材料の発展により、生体になじみやすく、安全性に問題はなく、耐久性、柔軟性、色調に優れています。
口腔顎顔面の諸機能回復および自然観のある形態回復を行うことにより、日常生活等の社会復帰が可能となります。
費用 1級\119,300 2級\149,200

インプラント義歯

診療科 口腔外科
適応症 腫瘍手術、外傷などにより、従来の可撤性床義歯の装着が困難な顎骨並びに歯牙欠損
主な内容 歯が欠損した部の顎骨に人工歯根を埋入し、その歯根を土台として歯冠部を支持する義歯治療法です。従来の可撤性床義歯の装着が困難な症例では歯牙欠損を後遺したままの状態となられざるを得ないため、口腔機能が損なわれた状態で日常生活を余儀なくされていますが、インプラント義歯であれば、安定した義歯の使用が可能となり、失われた口腔機能が回復します。

胎児尿路-羊水腔シャント術

診療科 産婦人科
適応症 胎児尿路通過障害
主な内容  近年の出生前診断法の進歩により、多くの赤ちゃんの先天的な病気が生まれる前に診断されるようになってきました。そうした病気の中には出生後の治療ではすでに手遅れであるものもあり、その代表的なもののひとつが胎児尿路通過障害です。重症例では、放置すれば子宮内で腎機能の障害が進行し、出生後腎不全で亡くなられる可能性がきわめて高く、また結果としておこる羊水過少により肺低形成も必発です。したがって、まだお母さんのお腹にいるうちに、尿をスムースに体外へ排泄する経路を造る治療が必要となります。
 その治療法がこの胎児尿路-羊水腔シャント術です。妊婦さんのお腹の上から、超音波断層法の画面を見ながら専用穿刺針でシャントカテーテルを挿入・留置して、赤ちゃんの尿が羊水腔内に排泄されるようにします。
 たいへん高度で手技の難しい医療技術ですが、本院はその実績から東日本で初めて承認を受けました。
費用 \42,400

内視鏡下甲状腺癌摘出術

診療科 乳腺甲状腺内分泌外科
適応症 甲状腺乳頭癌(腫瘍径2cmくらいまでの比較的小さなもの)
主な内容 甲状腺癌の大部分を占める乳頭癌は非常にリンパ節に転移しやすいため、手術の時は広い範囲で頚のリンパ節を取り除く必要がしばしばあります。
この方法では特殊なカメラや器具の助けを借りて、できるだけ小さな傷(最小2.4cm)で、筋肉はいっさい切らずに甲状腺と頚の広い範囲のリンパ節を取り除くことができます。
費用 \140,100

胎児胸腔-羊水腔シャントチューブ留置術

診療科 産婦人科
適応症 妊娠34週未満の胎児水腫を伴う胸水症
主な内容  近年の出生前診断法の進歩により、多くの赤ちゃんの先天的な病気が生まれる前に診断されるようになってきました。そうした病気の中には出生後の治療ではすでに手遅れであるものもあり、その代表的なもののひとつが胎児水腫(胎児の全身の浮腫)を伴う胎児胸水症です。重症例では、放置すれば長期の胸水貯留による肺低形成や合併する胎児水腫などにより亡くなられる可能性が高い病気です。したがって、まだお母さんのお腹にいるうちに、胸水をスムースに体外へ排泄する経路を造る治療が必要となります。
 その治療法がこの胎児胸腔-羊水腔シャントチューブ留置術です。妊婦さんのお腹の上から、超音波断層法の画面を見ながら専用穿刺針でシャントカテーテルを挿入・留置して、赤ちゃんに貯まってしまった胸水が羊水腔内に排泄されるようにします。
 この方法は、上記の「胎児尿路-羊水腔シャント術」と同様にたいへん高度で手技の難しい医療技術ですが、この技術についても本院はその実績から東日本で初めて承認を受けました。
費用 \42,400

超音波骨折治療法

診療科 整形外科
適応症 四肢の骨折(治療のために手術中に行われるものを除く。)のうち、観血的手術を実施した場合に限る。
主な内容  超音波骨折療法は、微弱な超音波を1日1回20分間、骨折部に与えることで骨折治癒を促進する治療法であり、新鮮骨折の骨癒合期間を短縮することが複数の臨床試験で報告されている。本治療法は非侵襲的であり、非常に微弱な超音波なので副作用も少なく、従来の骨折治療に追加するだけのものであり、有用な治療法である。
費用 \138,200

肝切除手術における画像支援ナビゲーション

診療科 消化器外科
適応症 肝癌、転移性肝癌、肝原発良性腫瘍、肝内胆管癌、肝門部胆管癌、生体肝移植
主な内容  肝臓は肝動脈、門脈、静脈という3種類の血管が複雑に絡み合つた臓器です。従来、肝臓を切りとる手術(肝切除術といいます)の際に、肝切除術の切り取る線(肝切離予定線といいます)は、手術中に肝臓へ流れる血液の遮断(肝流入血行遮断といいます)により、淡く出現します。これまで肝切離予定線の決定は、肝表面の色調変化からおおよその残存肝容量(残った肝臓の容積)を推定し施行していました。
 肝切除の重要なポイントである肝離断における離断面の決定は、今でも手術中の超音波検査(術中エコーといいます)で行っていますが、その3次元的な評価は熟練が必要でした。従って、たとえ熟練者が術者を担当しても、時に残存肝容量の少なさから、肝不全になり死に至る可能性もありました。
 肝切除の安全性は、切除後の残存肝容量に大きく左右されますので、正確な肝臓の3次元的な画像化と肝容量の計算による客観的な評価法の導入が望まれていました。
 私ども、筑波大学消化器外科で行っている画像支援ナビゲーションでは、コンピュータ断層撮影の画像情報から肝シミュレーションソフトウェアを用い、動脈、門脈、静脈という3種類の血管を描出し3次元的に画像化して手術に臨んでいます。その3次元画像から各血管の支配領域に相当する肝臓の容量を手術の前にあらかじめ計算し、正確な切除肝容量と予定残存肝容量を推定することができます。
 これらの情報をもとに、患者さん一人一人の根治性(がんがしっかりと取り切れるかどうか)と、安全性(安全に手術ができるかどうか)を検討し、最も適切な手術の術式を選択することができます。
 また、この3次元画像化した仮想肝切除 (バーチャル肝切除ともいいます) は、画像支援ナビゲーションシステム上、360度どの方向からでも自由に観察することができ、何度でも、手術の前や手術中にシミュレーションを行うことができます。
 肝臓手術における画像支援ナビゲーションを導入することによって、肝切除をお受けになる患者さんや肝移植ドナーの方が手術をお受けになる際に、手術の安全性が向上し、手術時間の短縮、手術中の出血量の減少、ひいては手術後に退院するまでの期間(在院日数といいます)の短縮にも寄与することが期待されます。
費用 \41,900

エキシマレーザー冠動脈形成術

診療科 循環器内科
適応症 PTCAのみによる治療が困難な冠動脈疾患
主な内容  従来使用されてきたCO2レーザーやNd:YAGレーザー、Arレーザー等が熱作用であるのに対し、キセノンクロライド(XeCl)エキシマレーザー(308nm)は物理的エネルギー(光子エネルギー)により、非熱的に動脈硬化組織の分子結合を直接切断して分解、蒸散する。
本治療では、病変組織を分子レベルで蒸散し、血管周辺組織への損傷がない。そのため、従来の血管形成術の合併症である末梢塞栓の危険性が少ない。
エキシマレーザー血管形成装置から供給されるレーザー光を、経皮的に冠動脈内病変部に挿入されたエキシマレーザー血管形成用レーザーカテーテルを介して狭窄・閉塞病変組織に照射することにより、病変部を蒸散除去し、血管内腔を拡大する。
通常のPTCA療法では、病変部における組織は圧迫されるか末梢部分に流れてしまう事に対して、エキシマレーザーを使用した治療では、病変組織がレーザーにより分解されることで、より安全に血管再開通療法を施行することが可能となる。
費用 \294,000

多焦点眼内レンズを用いた水晶体再建術

診療科 眼科
適応症 白内障
主な内容 多焦点眼内レンズは、無水晶体眼の視力補正のために水晶体の代用として眼球後房に挿入される後房レンズである点では、従来の単焦点眼内レンズと変わりはない。
しかし、単焦点眼内レンズの焦点は遠方又は近方のひとつであるのに対し、多焦点眼内レンズはその多焦点機構により遠方及び近方の視力回復が可能となり、これに伴い眼鏡依存度が軽減される。
費用 \350,000

先天性難聴の遺伝子診断

診療科 耳鼻咽喉科
適応症 先天性難聴
主な内容 疫学調査によれば出生 1000 人に一人の割合で高度難聴児が生まれてくるとされている。
現在、多くの自治体で新生児聴覚スクリーニングが始まり多くの難聴児が早期に発見されるようになってきているが、先天性難聴の少なくとも 50 %は遺伝子の関与によるものと推測されている。
日本人に特徴的なあるいは頻度の多い遺伝子変異を網羅的、効果的にスクリーニングすることにより、難聴の正確な診断、適切な治療法の選択、予後の推測、合併症の予測、難聴の進行および発症の予防等が可能となる。
費用 \55,000

大腸腫瘍に対する内視鏡的粘膜下層剥離術

診療科 消化器内科
適応症 ①内視鏡的粘膜切除(EMR)では一括切除が困難な2cm以上の早期大腸がん
②EMRでは病変の挙上が不良な大腸腺種
③内視鏡治療後に遺残又は再発したものであってEMRでは切除が困難な1cm以上
 の大腸腺腫
主な内容 従来の方法では大腸腫瘍を内視鏡で一括切除できる限界は2cmまでとなっていましたが、近年の医療技術の進歩により、2cmを越えるものでも一括切除ができるようになりました。この技術は日本で開発され、内視鏡で腫瘍の下の粘膜を剥離するもので内視鏡的粘膜下層剥離術(Endoscopic Submucosal Dissection;ESD)と呼ばれています。
胃や食道の病気にはすでに保険適応となっていますが、大腸はその安全性と有効性の確認に時間を要することから、現在、保険の適応はありません。
しかし、この技術は従来の開腹手術に比べ低侵襲で、優れた手技であることから、多くの施設で実施され、筑波大学附属病院でも先進医療として施行することになりました。
費用 \120,000

経胎盤的抗不整脈薬投与療法

診療科 産婦人科 小児科
適応症 胎児頻脈性不整脈
(胎児の心拍数が毎分百八十以上で持続する心房粗動又は上室性頻拍に限る)
主な内容 胎児頻脈性不整脈は、胎児の心不全をきたし、子宮内胎児死亡へ至る可能性があるものです。筑波大学附属病院では、胎児心磁図検査を施行することにより、より詳細な不整脈診断ができるようになりました。
本治療は、入院、24時間の安全管理のもとで行われます。まず、小児循環器医による胎児心エコー及び胎児心磁図にて不整脈の診断を行い、抗不整脈の使用薬剤及び投与量を選択します。胎児心拍モニタリング下で、母体を介し経胎盤的に胎児へ投与し、胎児頻脈性不整脈の消失、早期娩出の減少及び胎児死亡率の低下等の効果が期待されます。