代表番号  
029-853-3900
予約電話番号
029-853-3570
(※当院は全科予約制です)

がん遺伝子外来のご案内

 筑波大学附属病院では,患者さんのがんに関する遺伝子を1回の検査で網羅的に解析し,抗がん剤の選択に役立てる遺伝子検査をする『がん遺伝子外来』を開設いたしました。がん遺伝子外来では,網羅的がん遺伝子解析により、がん細胞に特異的な遺伝子の異常を見つけ、患者さんに最も適した治療薬の情報を提供します。(検査結果によっては、提供できない場合があります)
 がんに罹患しているかどうかを調べる(スクリーニング、検診)ために,遺伝子検査を受けることはできません。 また、医療保険制度上の費用負担の関係で、当院または他院に入院中の患者さんはこの外来を受診することはできません。

1.遺伝子検査の対象者

  • 年齢が16歳以上である。
  • 全身状態が良好である。(ECOG PS 0~2)
  • 病理学的診断によって悪性固形腫瘍(固形がん 注:1)と診断されている。
  • 治癒切除不能または再発の病変を有する(1)または(2)の腫瘍。

(1)標準治療がない,標準治療が終了している,もしくは終了が見込まれる固形がん (2)原発不明がん(注:2)

注:1 固形がん がんのうち血液を作る臓器である骨髄やリンパ節から発生する白血病やリンパ節をのぞいた,かたまりを作って増殖するタイプのがん(例:胃がん,肺がん,乳がん等)のことです。 注:2 原発不明がん がんが発生した臓器(原発部位)から離れた部位で進展したがん(転移巣)が先にみつかり,原発部位がわからないがんのことです。全固形がんの3%から5%を占めます。

2.費用

〇初回診察時: 43,200円(自由診療)
がん遺伝子外来担当医から,遺伝子検査について説明を受け,検査を希望しない場合はここで終了となります。
〇1度目の再診時: 再診料(自由診療)
+約496,800円のがん遺伝子解析の検査料(全額自己負担) ※検査結果に関係なく負担となります。

〇2度目の再診時(結果の説明):

再診料(自由診療)
※2019年6月から保険収載となったがん遺伝子検査「NCCオンコパネルおよびFoundationOne」の開始につきましては,現在未定となっております。

3.がん遺伝子外来受診を希望する場合

■当院でがん治療をされている患者さん

  まずは主治医にご相談ください。

■他院でがん治療をされている患者さん

  患者さんからの診療予約の申込は受付していません。まずは,かかりつけの主治医にご相談ください。

 

4.受診までの流れ

■当院でがん治療をされている患者さん
  1. 主治医ががん遺伝子検査の適正を確認したうえで,ご希望される場合は『がん遺伝子外来』の予約をお取りします。
  2. 外来予約日に来院され,再診受付機で受付を済ませてから診察室(F棟 つくば予防医学センター)で診察となります。
■他院でがん治療をされている患者さん
  1. かかりつけ医の先生ががん遺伝子検査の適正を確認後,ご希望される場合は『がん遺伝子外来』を受診したい旨を主治医の先生にお伝えください。
  2. 主治医の先生が診療申込書および診療情報提供書を作成後、通院している医療機関から「5.主治医の先生へお願い」に従って、FAXでお申し込みしていただきます。
  3. 当院で遺伝子検査の適正確認後、『がん遺伝子外来』の予約をお取りします。
  4. 予約の日時につきましては、かかりつけ医の先生(通院されている医療機関)へ予約票をFAXでお送りいたします。
  5. 外来を受診する当日は,予約票、健康保険証、診療情報提供書および遺伝子検査に必要な病理検体を忘れずお持ちください。
      ※再診(過去に筑波大学附属病院に受診したことがある)の方は、診察券もお持ちください。
  6. 当院に初めて受診の方は、初診受付で受付が済んだ後、診察室(F棟1階つくば予防医学センター)で診察となります。
  7. 再診の方は、5番 再診受付で受付が済んだ後、診察室(F棟1階つくば予防医学センター)で診察となります。
  8. がん遺伝子外来の終了後は、原則、がん治療はかかりつけ医(紹介元医療機関)で治療を受けていただくことになります。

5.主治医の先生へお願い

  1. 患者さんががんに関する遺伝子検査を希望された場合は,遺伝子検査の対象者であるか必ずご確認ください。
  2. 遺伝子検査をするにあたり、病理検体が必要になります。
    (1)病理組織検体(ホルマリン固定パラフィンブロック検体:FFPE)をご準備ください。

ゲノム診療用病理組織検体取扱い規定を一読ください。 ※ホルマリン固定は、10%中性緩衝ホルマリンで6〜48時間行うことが推奨されています。 ※保存期間3年を超えた病理検体では,解析成功率が50%を下回ってしまう可能性があります。 引用:ゲノム診療用病理組織検体取扱い規程 P.31-32(実証データ8、9)より抜粋 ※ホルマリン固定に関する情報をご提供ください。こちらを記載の上、併せてご提出ください。

(2)腫瘍量の最も多いブロックを選んでください。

※腫瘍比率20%以上のブロックを推奨します。 ※ 腫瘍比率は標本上における有核細胞数で算出します。腫瘍面積比率ではありません。 ※ 腫瘍比率が20%を下回る場合は、解析が行うことができない可能性があります。   ※ マイクロダイセクションが必要な場合は、HE染色標本にマーキングをした上で送付してください。

(3)⑵で選んだブロックから、HE染色標本と未染色FFPE切片をご用意ください。

A.生検組織の場合  1.病理組織像の確認用:HE標本1枚、未染色標本4枚(厚さ2〜4μm)   ※未染色標本に関しては、免疫染色用コーティングガラスを使用してください。2.DNA抽出用:パラフィンロール(厚さ10μm)を5〜6枚をマイクロチューブに入れてください。

B.手術材料の場合 (5mm×5mm角以上の大きさの検体を指します。)  1.病理組織像の確認用:HE標本1枚、未染色標本4枚(厚さ2〜4μm)   ※未染色標本に関しては、免疫染色用コーティングガラスを使用してください。  2.DNA抽出用:未染色標本5枚(厚さ10μm)または10枚(厚さ5μm)   ※未染色標本に関しては、ノンコーティングガラスを使用してください。

    ※※ FFPE切片の調製する際には検体のコンタミネーションを避けるため以下の3点を推奨します。※※

① 新たなミクロトームブレードを使用する。  ② 未染色FFPE切片作製前にウォーターバスを洗浄する。  ③ 手袋を着用する

(4)標本作製に関する問い合わせは、当院病理部029-853-3865(受付直通)担当:中川までご連絡ください

5.診療情報提供書には,できるだけ詳細な経過、既往歴とがんの家族歴の記載をお願いいたします。

6.外来予約申込書および診療情報提供書を総合がん診療センター(FAX:029-853-3404)まで,FAXでお送りください。

7.外来予約申込書はこちら

問い合わせ先
筑波大学附属病院総合がん診療センター がんゲノム医療部門
TEL:029-853-8096 FAX:029-853-3404
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