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超音波検査

超音波検査

人間の耳で聞くことのできる音域は、約20~20,000Hzと言われています。

これより周波数の高い音を超音波といいますが、検査では3~12MHzぐらいの音域の超音波を用います。

実際には、超音波を発生させるプローブを体にあてて、体内の組織で反射して戻ってきた波を映像化して、臓器の形状、大きさあるいは機能を調べます。

対象とする臓器に合わせて、周波数や形状の異なるプローブを用います。

超音波は体には無害で、痛みもありませんので安心して検査を受けてください。

超音波装置

プローブ
プローブ

腹部・泌尿器超音波検査

腹部超音波検査では、肝臓・胆のう・膵臓・腎臓・脾臓などを調べます。

腹部症状がある時や、血液検査で異常を指摘された時のほか、他の病気でも腹部のスクリーニングとして検査を行います。

胃に食物が入っていると、きれいな画像が得られなかったり、胆のうが収縮して病変が探しづらくなるので、検査前は食事を抜いていただきます。

泌尿器超音波検査では、腹部の検査に加えて膀胱や前立腺、精巣などを中心に調べます。

各臓器の大きさや形状、エコーレベル(白黒画像の色の濃淡)を見ることで形態的な異常がないか調べますが,例えば,肥満や糖尿病、多量の飲酒習慣のある方は、中性脂肪が肝臓にたまる脂肪肝になりやすく、超音波では肝臓の実質が正常より高エコー(白く)に描出されます。

また、腹痛の原因の一つである胆のう結石は、無症状のことも多いため偶然発見されることがあります。

超音波では球形で高エコーに描出されます。

胆嚢ポリープも無症状で偶然見つかることが多く、小さいものであれば、半年から1年ごとに超音波検査を行い経過を見ます。

胆のう結石は,体位変換をすると胆嚢内で移動しますが、胆のうポリープは壁から隆起した病変なので動かないのが特徴です。

正常の肝臓
正常の肝臓

脂肪肝
脂肪肝

胆石
胆石

胆嚢ポリープ
胆嚢ポリープ

体表臓器超音波検査

乳房や甲状腺など体の浅い部位に存在する臓器を対象とした検査です。

乳房にしこりを触れたり、乳頭から分泌物が出るような場合には、超音波検査を受けてください。

しこりとして触れたものが本当に存在するのか、存在する場合その大きさはどれくらいか、どんな性状をしているかなどを知ることができます。

これらは良性や悪性の診断に重要で、さらに手術後の経過や治療効果の判定にも有用です。また、必要に応じて細胞を採取して顕微鏡で見る検査(細胞診検査)のために、超音波で見ながら目標となる部位に針(採血時の針と同じ太さ)を刺したり、局所麻酔を行なって少し太めの針を用いて小さな組織を採取する針生検を行います。

また、視触診や血液検査で甲状腺の異常を疑うような場合、超音波検査を行うことにより、腫れの有無、甲状腺内部の性状、しこりの有無などを検索することができます。

良性、悪性の診断に有用で、時に乳房と同様超音波で見ながら針を刺して細胞診検査のための試料採取を行います。

これらの検査に要する時間は検査内容によりかなりまちまちです。

甲状腺の検査
甲状腺の検査

血管超音波検査

生活習慣病(糖尿病、高血圧、高脂血症など)の増加に伴い全身の動脈硬化が進むことにより脳梗塞、心筋梗塞、腎不全などをきたすことが心配されます。

そのため、動脈硬化の早期発見、早期治療の必要性が指摘されるようになりました

血管エコー検査では脳に流れる頚動脈、腎臓に流れる腎動脈、下肢動脈などを直接観察して血管の性状(形と血流の様子)を検査します。

また、いわゆる”エコノミー症候群”と関連する深部静脈血栓症の静脈疾患も最近注目をあびています。

静脈瘤といって太ももやふくらはぎ、すねのあたりで青い血管(静脈)が目立ち、ぼこぼこふくらんできたり、クモの巣のように細いものやひどくなると黒ずんできたり(色素沈着)、傷になったり(潰瘍)することがあります。

血管エコー検査ではこのような静脈疾患も直接観察することができます。

正常の頚動脈

動脈硬化の頚動脈

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