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ラオスにおいて甲状腺疾患の診療、手術及び手術指導を実施

ラオスにおいて甲状腺疾患の診療、手術及び手術指導を実施

 11月17日から11月24日にかけて、本院の乳腺・甲状腺・内分泌外科の原尚人診療科長は、国際医療NGOのジャパンハートと日本内分泌外科学会との連携により、ラオスの北部山岳地帯にあるウドムサイ病院において、甲状腺疾患の診療、手術及び手術指導を行いました。

 11月18日夕方に現地に到着後、病院内の見学、翌19日は終日患者診察、20日から22日までの3日間は一日4例、計12例の甲状腺手術を予定していました。しかし、現地病院に到着したところ、緊急で診察することになりました。患者さんには、顔の幅より広い巨大な甲状腺腫があり、レントゲンを撮ると気管の狭小化がひどく、このままでは窒息の恐れがあり、急遽手術を行うことになりました。各方面からのご支援により、無事に手術が終了し、術後も問題なく退院されました(写真1)。

 当該患者さんを含め、3日間12例の手術を完遂し、前半の手術では、日本人医師が主体となって手術を行い、後半の手術では、現地の医師が術者を行いました(写真2)。最初はやや遠慮がちであった現地の医師達も、日に日に積極的に取り組むようになりました。全ての手術において大きな問題がなく、患者さん達やご家族達から感謝の言葉をいただき、大成功であったと感じております。












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