令和7年9月18日、大井川和彦茨城県知事と平松祐司附属病院長は合同記者発表を行い、茨城県の高血圧対策を強化するため、野菜の摂取量増を中心としたキャンペーン「茨城をたべよう!野菜パワーで未来を変える健康投資」を実施することを発表しました。
茨城県は、脳卒中や心筋梗塞などの循環器疾患による死亡率が全国でも高い水準にあり、特に高血圧はこれらの疾患の大きな原因とされています。本キャンペーンは、「日々の食事で野菜を摂る・正しく測る・治療を受ける」をテーマに、茨城県民の皆様に高血圧予防の大切さを呼びかけるものです。
合同記者発表では、平松附属病院長から、塩分排出効果のある「カリウム」を含んだ野菜を多く摂るとともに血圧測定を習慣化し、血圧が130を超えたら医療機関を受診して適正血圧を維持することの重要性について説明がありました。
本院の茨城県脳卒中・心臓病等総合支援センターは、脳卒中および心臓病等の総合支援のため、茨城県との連携のもと、地域の医療機関と包括的な支援体制を構築し、地域全体の患者支援体制の充実を図ることを目的としています。今後も地域の皆様の健康寿命の延伸に向けた包括的な取り組みをさらに強化してまいります。
キャンペーンをPRする大井川知事(右)と 高血圧対策について説明する平松病院長
平松病院長