新しい薬の開発には動物で効果や毒性を調べるだけでなく、ヒトでの効果(有効性)や副作用(安全性)を確認する必要があります。 ヒトに対して実際に薬を使用して、ヒトでの薬の効果や安全性を調べる試験を『臨床試験』と呼び、さらにその中でも国(厚生労働省)から「薬」として認めてもらうための試験を『治験』と呼びます。 薬の開発は、医療関係者や研究者だけの力で行うことはできません。 『治験』に参加してくださる患者さまのご理解とご協力により新しい薬が生まれています。 |
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新しいお薬ができる確率は、約1万分の1です。
それまでに10年以上の歳月と100億円以上のお金がかかると言われています。
治験は「GCP」という、国が定めた治験のルールに則って行われます。
治験に参加してくださる患者さまの人権の保護、安全性の保持、福祉の向上 などが厳しく規定されています。
薬として使われるようになっても調査は続きます。
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