ご挨拶

近年、地域における治験活性化のため、複数の医療機関が参加した地域治験ネットワークの構築が様々な形で全国的に進められております。茨城県においても、県内関連企業の発展や各医療機関の積極的な治験への参加を促し、最先端の医薬品をより早く県民の皆様に提供できる環境を作るため「いばらき治験ネットワーク」を設立することといたしました。


本ネットワークでは、筑波大学附属病院を中心に茨城県内の医療機関、医薬品や医療機器の開発企業と茨城県が協力連携し、バイオイメージングやマイクロドージング、遺伝子解析を利用した治験や、First in human試験やProof of concept試験といった早期・探索的治験から検証的な治験まで、一貫して実施できる受け皿を目指してまいります。また、ネットワークの事務局が積極的にマネジメントし、ネットワーク参加医療機関の情報集約とデータベース化によって企業が行なう治験実施可能性調査の代行や参加医療機関における症例組み入れ状況等の把握を効率化します。


本ネットワークは茨城県内の治験の実施体制を整備するとともに、県民への治験啓発活動を推進し、最先端の医薬品や医療機器などの早期開発及び県内医療水準の向上に寄与していきたいと考えております。