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~被災地・災害地にいち早く駆けつけ「心のケア」を~ クラウドファンディングにより導入された「DPATカー」完成披露会を開催

~被災地・災害地にいち早く駆けつけ「心のケア」を~ クラウドファンディングにより導入された「DPATカー」完成披露会を開催

 筑波大学附属病院の災害派遣精神医療チームの特殊緊急車両「DPATカー」がこのほど完成し、2021年7月18日に完成披露会を行いました。

 災害時の医療では、現場への迅速な移動と安全確保のうえ、医療介入を行うことが求められますが、「DPAT」は新しい取り組みゆえに、十分な国の予算がなく、筑波大学附属病院はこれまで「レンタカー」を利用した支援活動を行っていました。交通事情や通信手段、ライフラインの障害に影響されない「こころのケア」を可能とするため、当院独自の「DPATカー」の導入を目指し、購入予算を募るクラウドファンディングを実施したところ、目標額である750万円を上回るご寄付をいただき、この度本院に導入されました。

 寄付者代表5名を招待し開催された完成披露会では、「DPATカー」の新たな門出を祝うテープカット等が行われ、クラウドファンディングの代表者である筑波大学医学医療系災害・地域精神医学 太刀川弘和教授は「皆様の温かい支援によりこの日を迎えられたことは感無量です」と寄付者の方々に改めて感謝の意を伝えました。

 皆様の支援により導入された「DPATカー」は、隊員の移動手段はもとより、被災地でのコンサルテーションルームや隊員の宿泊基地として活用されます。