ここでは、筑波大学芸術系の彫塑領域学生有志作品をご覧いただけます。昨年の11月から「植物」をテーマにした作品をこの場所で展示していました。結果として、皆様より好意的なリアクションをいただくことができましたので、継続して彫刻作品の展示をすることとなりました。参加メンバーの入れ替わりがありながら、8名の学生による彫刻作品が展示されています。
今回の展示では、この場所に作品を設置することを想定して、どのような作品を形作り、この廊下を通る皆様に、どのように見てもらいたいかを、学生に考えてもらいました。
学生がそれぞれに考えてきた作品のアイデアには、生き物の形があり、その生き物に抽象的なイメージが付与されたものもあります。また、レリーフやモビールの特質を活かして、窓辺から差し込む光を作品に取り込もうとするアイデアもあります。
彫刻は、展示場所の環境によって、様々な見え方をします。また、見る角度や光線の変化で異なる表情を見せてくれることでしょう。学生の手を離れ、この回廊に展示された作品は、皆様の目にどのように映るでしょうか。
ご高覧いただいた皆様の心に健やかな気持ちを宿すことができれば幸いです。
日程:2023年11月15日~2024年11月(予定)
場所:筑波大学附属病院 けやき棟2階渡り廊下
展示作家:會澤優花、秋田美鈴、北原朋佳、佐藤萌、瀬島那月、内藤千尋、伴野真子、町田紗恭
展示全体1 展示全体2
會澤優花《雨の日の散歩》 秋田美鈴《ちーぼー》
北原朋佳《つくばさん》 佐藤萌《いつどこで誰が何をした。》
内藤千尋《ここにある優しさ》 伴野真子《案内人》
瀬島那月《moon king》 町田紗恭《親子》