今回の能登半島地震では、医師2名、看護師4名、ロジスティック(業務調整員)として臨床工学技士1名、放射線技師1名、薬剤師1名の総勢9名が、1月6日から1月9日まで、石川県七尾市にある能登医療圏DMAT活動拠点本部(公立能登総合病院)において、現地の情報を収集し、活動計画を作成するなどの支援業務に従事しました。また、1月18日から1月22日まで、および2月5日から2月9日まで、ロジスティックとして看護師1名が穴水町保健医療福祉調整本部において支援活動を行いました。
今回の能登半島地震では、1月6日から1月10日まで、茨城県立こころの医療センターとの合同チームによるDPAT先遣隊として、医師1名、看護師2名、精神保健福祉士1名の5名(附属病院からは、医師1名、看護師1名、精神保健福祉士1名)が、石川県金沢市内の避難所などで、被災者の心のケアにあたりました。また、石川県庁内のDPAT調整本部で(本部長:高橋晶医師)を担当し、全体のDPAT活動調整を行いました。さらに、1月15日から1月20日まで、医師2名、看護師2名が珠洲市DPAT指揮所において、本部活動や現地巡回活動を行いました。
能登半島地震においても、急性期は脱したものの、避難所生活は長期化することが予測されるため、震災関連死、生活不活発病などの予防に、JRATの活動へのニーズが、高まります。茨城JRATでは、この度、能登半島地震に対して支援メンバーを派遣することになりました。茨城JRATの県外活動は発足以来、初めてとなります。 令和6年2月1日、つくば市内の筑波記念病院において、能登半島地震への支援活動のため、茨城JRAT(茨城災害リハビリテーション支援協議会)の出発式が行われました。出発式では、茨城JRAT会長を務める筑波大学附属病院リハビリテーション部部長の羽田康司教授が隊員への激励とビブスの付与を行いました。 筑波大学附属病院からは、2月24日から2月28日まで、医師1名、理学療法士2名、作業療法士1名が能登半島に支援メンバーを派遣します。 ※上記は令和6年2月22日時点の情報です。