筑波大学附属病院
筑波大学附属病院 総合臨床教育センター

内科コース

新内科専門医制度(2016年国家試験合格者以降)

筑波大学附属病院内科専門研修プログラムは下記の通りです。

1. 2018年度から専門医制度が大きく変わりました

2016年国家試験合格者以降の代から対象です。
内科専門医制度
※Subspecialty領域:消化器、肝臓、循環器、呼吸器、腎臓、内分泌代謝科、血液、神経、リウマチ、アレルギー、感染症、老年病
臨床研修2年修了後、専門研修1年目から各Subspeciality科にFixしつつ研修することが可能です。また、Fixしないで総合内科に所属し研修することも可能です。(Subspeciality研修として連動研修できる期間や条件はSubspecialityプログラム(カリキュラム)ごとに異なります)
内科専門医の取得に向けて、専門研修3年目に病歴要約提出等の修了基準を達成すれば修了となり、修了次年度に内科専門医試験試験、という流れになります。

2.新制度における内科専門医取得要件

日本専門医機構認定プログラムです。研修期間は3年間。修了基準は下記の通りです。

  • 臨床研修~専門研修期間で総合内科、救急、循環器、消化器、呼吸器、内分泌、代謝、血液、腎臓、神経、感染症、アレルギー、膠原病類縁疾患の13領域を研修する。
  • 各領域で知識・技能・症例に関する一定以上の経験(指導医によるアウトカム評価
  • 受け持ち入院患者160例(56疾患群)以上の症例登録(JOSLERで管理)
  • 29例の病歴要約提出(プログラム内評価(一次評価)および二次評価)
  • 2例以上の臨床研究の学会または論文発表
  • 剖検症例1例
  • 外科症例2例
  • 3年間で6回以上の内科学会および内科系学会の学術集会への参加
  • 3年間で各1回以上合計6回以上の医療安全、感染対策、医療倫理講習の受講
  • JMECC修了

3.筑波大学における内科専門研修の特徴

筑波大学には1977年に「レジデント制度」を定め、以後36年間にわたり到達目標、修了認定、外部評価(第三者評価)のある後期研修プログラムを行ってきた歴史と実績があります!!

専門性の高い高度な研修

  1. 筑波大学の内科11診療グループ全体で連携し専攻医を育成します。
  2. 筑波大学とその連携施設(協力病院群)で多様な研修内容に的確に対応します。
  3. 内科研修13領域のすべてに経験豊富な指導医・専門医を多数擁しています。

多彩なキャリアに対応
様々な生涯キャリアを各養成コース長が個々の希望を聞いて一緒に考えます。
専門医・指導医・学位・留学・出産育児支援・・・大学は多彩なキャリアに対応できます!

  1. 臨床研修終了後からSubspecialtyを選択し、専門領域と内科全般の研修をバランスよく行う。
  2. 専門医試験を受けるまで内科全般をローテーションする。
  3. アカデミックレジデント制度により早期(卒後4年以降)から学位取得を目指しながら専門研修を行う。
  4. 研修中の出産・育児に対して女性医師支援システム(週30時間)を利用し、同一期間で専門医を取得可能。
  5. 専門研修中または後の臨床短期留学、大学院進学後の研究留学制度が利用可能。
  6. 県と連携し、修学資金制度、地域枠の卒業生のキャリアに対応します。

内科新体制と生涯キャリア

 

4.県内多彩な連携施設により豊富な症例を経験できます。

筑波大学内科専門研修プログラムには主に県内の37の病院と連携しています。
地域密着の中小病院での経験から県内唯一の特定機能病院である大学病院での経験まで多彩な疾患の経験が可能です。地域全体で若手医師を育成します。どこで研修するの?
内科専門医2016-4-18
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5.筑波大学における内科専門研修の新体制

  1. 内科11科全体で専攻医を育成します。
  2. 内科全般をローテーションし全13領域を確実に研修
  3. 多くの専門医・指導医による指導体制
  4. 専門研修中は毎年11月にSubspecialty意向調査を行い、専門研修修了後Subspecialtyへの移行をスムーズに行います。
  5. 早期にSubspecialtyを選択し、内科ローテーションすることが可能です。
  6. 内科専門医取得後、Subspecialty専門医に加え、学位の取得も目指せます。(研修期間中に大学院への進学も可能)
  7. 専門医取得後、総合内科医として地域の病院で勤務することも可能です。

6.病院総合内科を創設

内科専門研修修了後に各Subpsecialty領域診療科(循、消、呼、腎、膠リア、代、内、血、神、感、腫)を決定せずに、総合内科医(病院総合内科医)としてキャリアアップしていくことも可能です。救急集中治療科との連携で救急専門医とのダブルボードを目指すことも可能です。

医師のキャリアは専門医取得がゴールではありません!
筑波大学では生涯キャリアの形成を内科グループ全体で考え、若手医師を育成します。