筑波大学附属病院
筑波大学附属病院 総合臨床教育センター

別紙1:放射線診断・IVRグループ

放射線診断・IVRグループのチーフレジデント修了基準

 基本的には半年後(卒後6年半)以降に日本医学放射線学会が行う放射線科専門医試験(診断部門)を受験し、合格することを目標とする。具体的な評価内容は以下の通りである。

  1. 4年間の後期研修中、課せられた義務を忠実にこなし、医師として責任を持った行動を行ってきたという実績のあること。
  2. 放射線の基本的な物理学的性質・生物学的性質を知り、放射線を医学応用する際の法的知識、特に放射線防護、に関し十分な知識と技術を持ち適切に実行できること。
  3. 単純写真において、胸部・腹部・骨関節の単純写真の基本的な撮影法を知り、基本的な病態の読影及び報告書の作成ができること。また、次に行うべき処置・画像検査の選択ができること。
  4. 各種画像検査法に用いる造影剤について十分な知識を有し、適応・禁忌の判断ができ、副作用を含めinformed consent の取得ができること。
  5. 消化管バリウム造影検査にて、上部消化管・下部消化管のスクリーニング検査及び精査を行うことができ、基本的な読影及び報告書の作成ができること。
  6. CT検査の適応を的確に判断し、適切な検査を施行し、基本的な病態について読影および報告書の作成ができること。
  7. 超音波検査において、上腹部・骨盤・乳腺・甲状腺検査の適応を的確に判断し、スクリーニング検査及び精査が施行でき、基本的な病態について読影および報告書の作成ができること。
  8. MRI検査の適応を的確に判断し、適切な検査を施行し、基本的な病態について読影および報告書の作成ができること。
  9. 核医学検査の適応を的確に判断し、適切な検査を施行し、基本的な検査・病態について読影及び報告書の作成ができること。
  10. 血管造影検査の適応を的確に判断し、適切な検査を施行し、基本的な病態について読影および報告書の作成ができること。
  11. IVRが必要な症例を適切に選択し、肝臓のTAE及び急性出血の止血を第1術者として行うことができ、その他のIVR手技については適応・基本的な手技・合併症について十分な知識を持ち助手を務められること。また、手技を行う際に、informed consentを適切に取得し、それを含めた報告書の作成ができること。
  12. コンサルトやカンファレンスにおいて、各科の医師と良好なコミュニケーションをとり、画像検査についてその時点で得られる情報を整理し次に行うべき手段について判断ができること。

なお、各項目の基本的な病態については、日本医学放射線学会の作成したガイドラインに基づいて判断する。