筑波大学附属病院
筑波大学附属病院 総合臨床教育センター

血液内科コース

 血液内科は、過去半世紀の間、常に「医学にサイエンスを導入」するフロントライナーでした。最近の20年間では、移植医療の発展や分子標的薬の導入など、治療の分野で著しく進歩しました。この進歩は、やはり進歩が著しい循環器内科や膠原病内科のそれにも増してダイナミックです。
 筑波大学血液内科での後期研修では、伝統あるチーム医療制に加わることにより、専門性の高い知識と技術を確実に身につけ、血液内科専門医を取得することが可能です。血液内科の知識や技術の集大成ともいえる造血幹細胞移植も、同種移植を中心として1か月あたり4〜5件程度のペースで行っています。また2012年度より新病棟に移行しました。新病棟では無菌病床が30床あり、移植数は相当に増え、患者さんの環境とともに医療者が働いたり研修したりする物理的な環境も改善しました。私達はそのような環境で育ったみなさんが、各地の中核病院で活躍できるよう支援します。
 また、「HLA半合致移植」など様々な臨床研究を行っており、高度で先進的な医療の開発にも力を注いでいます。さらに研究室では造血器腫瘍や造血障害に関連する、より基礎的な前臨床研究も行っており、多くの大学院生がこれらの研究に参加しています。
 私たちは、このような研究を通じ、医学と医療の進歩に貢献したいという強い熱意を持っています。自分も「進歩に貢献したい」と思うみなさんが、一人でも多く私達の仲間に加わることを願っています。
 筑波大学血液内科のHP http://www.ketsunai.comもぜひ訪れてください!