コース長

西山博之

経歴

京都大学大学院医学部卒業
日本泌尿器科学会専門医・指導医
がん治療認定医
泌尿器腹腔鏡手術技術認定医
日本泌尿器内視鏡学会評議員
日本アンドロロジー学会評議員
泌尿器科分子細胞研究会評議員

専門分野

泌尿器外科学（特に腹腔鏡手術）、泌尿器腫瘍学、生殖医学

自己紹介および研修医へのメッセージ

1989年に京都大学を卒業し、関連施設で研修後、大学院に入りました。大学院時代は生殖細胞の分化制御の研究に、その後の英国留学時代には尿路上皮癌の研究に従事しました。2000年から京都大学泌尿器科にて腹腔鏡技術認定医として外科医として活動するとともに臨床、研究、教育に従事してきました。その後、2011年4月より筑波大学教授に着任しまし、現在にいたっております。私が泌尿器科に興味をもったのは、悪性腫瘍が多様であり、外科的治療以外に化学療法・放射線療法・内分泌療法・免疫療法等の集学的治療があることと、他科と異なり診断から治療さらには終末期まで一貫して管理が出来る事にあります。もう一つの泌尿器科の特色は、悪性腫瘍以外にも、結石症、アンドロロジー（男性学・男性不妊症）、排尿疾患、小児泌尿器疾患など広いサブスペシャリテイーがある事で、医師としての成長に合わせて、泌尿器外科医から泌尿器内科医まで多くの道が選択出来ます。
コースの目的は、自主自立した泌尿器科医の育成にあり、外科医としての技術とエビデンスに基づいた医療の考え方を大学および関連病院の連携下で教育します。またコース終了後も大学院大学として継続した教育環境を作り、学術的視野を有した医師やエビデンスを作っていくようなオピニオンリーダーを育成していきたいと考えております。また、広く国内外の施設との交流を通して国際的な医師の育成にも努めていきたいと思っております。私は、中学・高校時代は生物部に、大学時代はラグビー部に所属しており、文化部系の体質と体育会系の体質の両面を有しております。筑波大では、今までの経験を基に、明るい教室の雰囲気の中で自由に議論しながら医療を行う事をめざしております。また最近は婦人泌尿器科疾患など女性の活躍の場も多く、女性医師も歓迎しております。是非、大勢の皆さんと一緒に働ける事を期待しております。

研修責任者

常樂　晃

経歴

筑波大学医学専門学群卒業
日本泌尿器科学会専門医・指導医
がん治療認定医・暫定指導医
泌尿器腹腔鏡手術技術認定医

専門分野

泌尿器外科、前立腺癌、排尿生理学、生殖医学

研修医へのメッセージ

泌尿器科は新生児から高齢者、良性疾患・悪性疾患、内科的治療・外科的治療、内視鏡手術・開腹手術と、その扱う領域や診断・治療内容が多岐に渡ります。後期研修修了時の目標は、これらの広い領域を一通り診療できる”General Urologist”の知識と能力を有する事です。後期研修修了後には、特定の分野をさらに深く研鑽するためのカリキュラムも準備しています。大学附属病院では、泌尿器癌診療の基本から最先端の診療が研修可能ですし、外科的治療に関しても他科との合同手術が必要な大手術は勿論、低侵襲手術としての腹腔鏡手術も技術認定医の下で研修可能です。神経泌尿器科診療とED分野に関しては専任スタッフがおり、こちらも十分な研修が可能である点は筑波大学の特徴の一つです。関連施設では、尿路結石や前立腺肥大症、女性泌尿器、不妊に関する先端的治療を含め、様々な泌尿器科疾患の診断と治療をバランス良く研修出来ます。後期研修修了時には基本的な泌尿器科手術の術者が務められるレベルに達する様に、研修先としては手術数が多くかつ優れた指導医の在籍する施設を厳選しており、現在まで、泌尿器科学会専門医には全員がパスしております。元々、筑波大学附属病院のレジデントシステムは本邦でも最も優れた研修医育成システムと考えられ、その伝統は我々の後期研修プログラムにも受け継がれております。他科との風通しも良く、研修医を育成する事が大好きな指導医の多い筑波大学附属病院で後期研修を受けられる事を是非ともおすすめします。

指導医