筑波大学附属病院
筑波大学附属病院 総合臨床教育センター

救急診療コース:研修プログラム

研修目標

  • ERとICU、全年齢・全疾患(小児系・外科系・産婦人科系も含む)を診療することができるGeneralistになる。
  • 臨床だけでなく、標準化コースなどの教育、学会発表や臨床研究・基礎研究を行うことができる、オールマイティーな医師になる。

プログラム例

  • 当科での研修では救急科専門医および集中治療専門医資格の取得を主なゴールのひとつとしています。2017年からの新専門医制度によって各科専門医制度が改定されており、現在は新制度と旧制度が混在する移行期であり、各人の背景(これまでの研修内容)によって専門医取得までの年数や満たすべき基準も様々で複雑です。したがって、当プログラムでは、研修年数や研修内容を一律に定めることはせず、各人の経歴や経験と希望に応じて個別に対応させて頂きます。
  • ERは原則1年、ICUは原則3か月を必須とします。
  • 小児はER/ICU含め1年、産婦人科は3か月を推奨します。
  • ドクターヘリやドクターカーなどの病院前医療、DMATを含む災害医療、高気圧酸素治療や熱傷診療などの特殊診療も研修できます。
  • 茨城県内の救命救急センターや国立成育医療研究センターに代表される国内トップの医療機関と連携して研修を積むこともできます。
  • 救急や集中治療の専門医までは希望していなくても、内科専門医や脳外科専門医を目指しながら、救急・集中治療のイロハを学びたい!学んでから各専門医になりたい!という方も大歓迎です。また各専門医取得後に、救急や集中治療を学びたいという方も大歓迎です!
  • 将来開業を目指す方も、開業のためには全年齢・全疾患の対応ができる急性期治療の知識は必ず役に立つでしょう。多分野の症例サマリーが必要な内科専門医も取得し易いので開業前の急性期治療の短期間研修も歓迎します。

救急集中治療部キャリアパス

取得できる資格(認定医等)

基本領域:救急科専門医、内科認定医、内科専門医、外科認定医、外科専門医
     脳神経外科専門医、整形外科専門医、麻酔科専門医、総合診療専門医等
サブスペシャリティー:集中治療専門医、高気圧酸素療法専門医、トキシコロジスト、
     呼吸療法専門医、外傷専門医、熱傷専門医、脳卒中専門医、脳血管内治療専門医等

経験できる疾患

  • 特殊疾患:
  • 多臓器不全、薬物中毒、体温異常、心肺停止蘇生後、全身熱傷など

  • 外傷:
  • 多発外傷、頭部顔面外傷、胸腹部外傷、後腹膜血腫、脊椎硬膜外血腫など

  • 中枢神経系:
  • 脳梗塞、脳出血、てんかん、認知症、脳死管理など

  • 呼吸器系:
  • ARDS、肺水腫、肺塞栓、COPD急性増悪、CO2ナルコーシスなど

  • 心血管系:
  • 心不全、不整脈、心筋梗塞、DVT、肺塞栓など

  • 消化器系:
  • 肝細胞癌、肝硬変、急性肝不全、重症急性膵炎、イレウス、NOMI、ACSなど

  • 腎泌尿器系:
  • 電解質異常、急性腎障害、慢性腎不全急性増悪など

  • 代謝・内分泌系:
  • DKA、HONK、低血糖性昏睡、甲状腺クリーゼ、褐色細胞腫、摂食障害等

  • 血液・膠原病系:
  • 高度貧血、DIC、血液腫瘍、SLR、MRA、シェーグレン症候群など

  • 感染症:
  • 敗血症、壊死性筋膜炎、肺炎、乳腺炎、腹膜炎、胆嚢炎、尿路感染症、脊椎炎、IEなど

  • 産科・婦人科系:
  • HELLP、子癇発作、PRESS、弛緩出血、卵巣腫瘍茎捻転、会陰血腫、子宮動静脈瘻破裂など

  • 小児系:
  • 術後管理、敗血症、尿路感染症など

経験できる手技・検査

気管挿管、人工呼吸管理、CV挿入、心拍出量モニタリング、CHDF、PCPS、EV1000、胸腔腹腔ドレーン、気管支鏡、動脈圧ライン、低体温療法など

経験できる手術(術者)

輪状甲状靭帯切開術、気管切開術、緊急開胸術、緊急開頭術、脳圧モニター設置、創外固定術、観血的骨折整復術など
※他科ローテーション中には、他科の手術経験が可能です。

経験できる手術(助手)

上記に準ずる