肺の働きは、人間が生きていくのに必要な酸素を体内に取り込み、二酸化炭素を体外に出すことです。この肺の働きなどを調べるのが肺機能検査です。
喘息や慢性閉塞性肺疾患、間質性肺炎など呼吸器疾患の診断や経過観察のほか、手術前や治療薬の肺への副作用の有無を調べる時にも検査を行います。
一般的な肺活量のほか、息を勢いよく吐いてもらったり、10秒ぐらい息を止めてもらうこともあり、患者さんの協力が必要な検査です。検査はマウスピースをくわえて行います。担当技師が説明しながら検査を進めますので、指示に従ってください。

肺活量の測定
一般肺機能検査(検査時間 10~15分)
1. 肺活量
息を胸一杯吸ってから、最後までゆっくり吐いてもらう検査です。年齢や身長、性別などから求められた予測肺活量に対する比率で評価します。間質性肺炎、神経筋疾患、高度の肥満など、肺が膨らみにくい状態の時に低下します。

2. 努力性肺活量
息を胸一杯吸ってから、勢いよく一気に最後まで吐き続けてもらう検査です。
フローボリュームカーブのパターンや、全体の努力性肺活量のうち初めの1秒間に呼出した量の比率(1秒率)で評価します。
気管支喘息や慢性閉塞性肺疾患など息が吐きにくい状態の時に1秒率が低下します。

精密肺機能検査(検査時間 30~60分)
肺活量、努力性肺活量のほか機能的残気量、クロージングボリューム、肺拡散能力などの測定を行い総合的に肺の機能を評価します。
各検査ごとに装置の準備もありますので5分ぐらいずつ休憩しながら検査を行います。