臨床腫瘍コース:研修プログラム
研修目標
- 様々な訴えをもった患者さんに対し病歴、身体所見、検査・画像データなどから系統的に鑑別診断を進めるとともに、患者さんの心理状況や社会環境を把握し問題点を整理して適切に対応する。このような医師としての基本を確立し、内科専門医や外科専門医などの基本学会専門医を取得する。
- 抗がん剤の薬物動態・薬力学や化学療法の理論などがん薬物療法の基本を習得し、各臓器の進行がんに対して主体的に関わる。日本臨床腫瘍学会のがん薬物療法専門医を取得する。
- 外科医、放射線治療医、緩和ケアー医など他科の医師や患者ケアに関わる多職種の医療スタッフと連携しながら、患者中心のチーム診療をコーディネートする。
- 種々のエビデンスを実際の診療に生かしていくことを習得すると共に、臨床試験を通してエビデンスを作ることを学ぶ。
プログラム例
卒後3年目(S1):がん薬物療法を行っている診療科(腫瘍内科、消化器内科、呼吸器内科、
血液内科、乳腺甲状腺外科、婦人科、他)を3~6ヶ月毎にローテーションします。
卒後4年目(S2):関連する診療科(病理診断科、 放射線治療科、一般内科、一般外科、
他)を3~6ヶ月毎にローテーションします。
卒後5・6年目(C1・2): 各診療科(腫瘍内科、消化器内科、呼吸器内科、血液内科、乳
腺甲状腺外科、婦人科、他)でより専門的な研修を行う他、大学院に進学したり、他
の施設・病院で研修を行うことが出来ます。本コースは自由度が極めて大きく、先生
方の希望に応じてカリキュラムを組んでいきます。
取得できる資格 (認定医等)
基盤学会専門医(内科専門医、外科専門医など)、がん薬物療法専門医
経験できる疾患
消化器がん、呼吸器がん、乳腺・内分泌がん、血液悪性腫瘍、その他臓器横断的にすべての領域のがん
経験できる手技・検査
ローテーション先の診療科による
経験できる手術(術者)
ローテーション先の診療科による
経験できる手術(助手)
ローテーション先の診療科による