お知らせ

難治性脳腫瘍である初発膠芽腫に対する加速器を使ったBNCTの医師主導治験の開始(※膠芽腫の方で、放射線治療未実施の方対象)

筑波大学は、この度、未だに治療法が確立できていない難治性の悪性脳腫瘍である膠芽腫(こうがしゅ)を対象に、加速器を用いて中性子を発生させるホウ素中性子捕捉療法(Boron Neutron Capture Therapy。以下「BNCT」という。)による医師主導治験を開始します。  

この治験は、初発膠芽腫(しょはつこうがしゅ)の患者さんを対象としたBNCTとして世界初の治験となります。

膠芽腫(こうがしゅ)は、5年生存率が10%程度と極めて低いがんであり、手術と放射線・化学療法の組み合わせでも多くが再発し、治療が困難とされています。今回の治験では、すべてを取り切れないような難しい部位に悪性腫瘍がある患者さんを対象に、BNCTの安全性及び忍容性を検証することで、高い有効性が期待される治療法の開発を目指しています。

この治験は、新型高出力中性子線源を用いたつくば型加速器BNCT装置iBNCT001とがん細胞に選択的に集まる性質をもつBNCT用ホウ素薬剤の治験薬SPM-011(ステラファーマ株式会社製)を用いて実施しています。この装置を用いた世界初の取り組みは、これまで難治だったがんに対する強力な新治療法となることが期待されます。

令和6年2月22日に行われた定例記者会見においては、会見中から会見終了後まで、多数の記者陣から活発な質疑応答が行われました。

いばらき中性子医療研究センター(茨城県東海村)
つくば型BNCT装置の模型
直線型陽子線加速器について説明する熊田博明准教授
実際に治療を行う照射室
定例記者会見において発表する櫻井英幸教授(左)
会見後の記者対応の様子

プレス発表資料

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