2026.06.23
人間ドックと連携した「クローン性造血外来」を開設―血液と心血管の健康を見守る新しい予防医療モデル―
筑波大学附属病院では、京都大学と協力し、加齢に伴って血液細胞に生じる遺伝子変化である「クローン性造血(Clonal Hematopoiesis:CHIP)」に着目し、その実態解明と健康への影響を明らかにすることを目的として、「クローン性造血外来」を開設いたしました。
CHIPは加齢とともに陽性率が上昇し、40歳未満では1%未満であるが、60歳代で約10%、70歳以降では15〜20%程度と言われており、日本の高齢化社会においては非常に多数の陽性者がいると考えられています。
近年の研究により、CHIPは血液疾患の発症リスクだけでなく、動脈硬化や心筋梗塞、脳梗塞などの心血管疾患とも関連する可能性が報告されており、世界的に注目を集めています。
こうした背景をふまえ、クローン性造血外来の目的や特徴、ならびに今後期待される予防医療への応用についてご紹介いたします。