先輩からのメッセージ
当院の考える「キャリア」とは、経験を積み、研鑽を重ねること。専門領域を深く掘り下げるだけでなく、幅広い看護の仕事に精通する“キャリアエクスパンド”が大切です。
キャリアを拓いた先輩たち
田中 聡壮 DMAT


災害が起きると患者は増え建物も被災するため、病院では日常業務を行うことが困難になります。 そのような時DMATは被災地・現場に迅速に派遣され、被災病院や既に活動している関係者を支援します。私は災害時でも活動できる看護師になりたいと思い、先輩からの勧めもありDMATの一員となりました。災害はいつやってくるかわからないため、いつでも出動し活動できるよう訓練をしています。DMAT研修や訓練などのインストラクターとしての活動や、院内では防災訓練の企画や勉強会といった災害に関する活動を平時から行っています。
澤邉 梨香 ER


一般病棟や急性期病棟を経験し、現在救急外来で勤務しています。当院では2019年から補完運用で防災ヘリを使用してドクターヘリ業務を開始しました。私もヘリチームの一員として、今までの経験や新しい知識をフル回転させてフライトしています。病棟に比べて忙しさにムラがありますが、医師やコメディカルと協力し、重症だった患者を入院病棟へ繋げられた時に達成感を感じます。救急外来は患者にとって不安が渦巻く場所です。そんな場所で少しでも安心して意思決定や治療ができるように患者や家族に寄り添った介入を心がけています。
横島 里早 小児専門看護師


大学病院の小児科で看護師として5年働き、今後自分がどのように仕事を続けていきたいか考えるようになりました。子どもやその家族を臨床現場で寄り添いながら支援していきたいと考え専門看護師の道を選択しました。 6西病棟は入院している子供の疾患も様々で、必要とされる看護も多岐にわたります。まだまだ未熟ですが病棟のスタッフや多職種でより良いケアを実践できるように日々の業務の中で取り組んでいます。これからも楽しく、やりがいを感じられるような雰囲気を作れるようスタッフの皆様と看護支援を考えていきたいと思います。
前田 瑛子 アドバンス助産師


アドバンス助産師として妊婦さんに寄り添い、外来から産後まで一貫した丁寧なケアを提供したいという想いをもって院内助産で活動しています。助産師が中心となって活動している院内助産では、熟練された助産ケアが求められるため、日々自己研鑽に励んでいます。母と子、ふたつの命を預かる責任は重大ですが、妊産褥婦さんを尊重した関わりを常に心がけ、産婦さんやご家族が満足できる出産をし、その後の子育てを支えていけるように、チームで助け合いながら全力で取り組んでいます。
金澤 真由美 緩和ケア認定看護師


患者さんとの出会いや別離には、いつまでも心に残るものがあります。できることは何かを考えるため認定看護師の講習を受けました。緩和ケアでは、患者さんとご家族のQOLを向上するため多職種チームでアプローチをしていきます。患者さんの生活も含め支援する看護師にとって大切な感覚と考え、日々の実践を見直しています。知の部分で理解するだけでなく、患者さんに寄り添うよう心の部分も傾け、知と心をバランスよく働かせながら患者さんの伴走をしていきたいと考えています。独りでできることは僅かかもしれませんが、皆さんと一緒に看護を考えていけると嬉しいです。